※2015年6月2日の記事です(旧ブログより)

先日、ちびっこランド姫路駅南こもれび園で
お昼寝前の子どもたちにタッチセラピーをしてきました。

今回で3回目。
前回から1か月ほど期間が空いていたので
子どもたち覚えていてくれるかな~と
ちょっと心配していたのですが、
前回マッサージした子はやっぱり覚えていてくれました^^


保育士の先生のように、ずっと一緒にいるわけではないので
最初は私に対して警戒する子もいます。
特に、お昼寝の時間はお母さんを思いだしたり
すごくデリケートな時間なのです。


触れられることにちょっと抵抗がある子

いつもより、寝るまでに時間がかかってしまう子

触れている間、どうしていたらいいか分からず
頭をいっぱい使っているな~と感じる子


そうかと思えば


自分から寄ってきてくれる子
ちょっと足を触るだけで、ぐっすり寝る子


いろんな子がいます。



前回こんなことがありました。

最初触れることすら抵抗していた子。
普段から、トントンしたり触れるとなかなか寝れないそう。

最初は先生が寝かせてくれて、途中で目を覚ましました。

側にいってお話したり
触れられるところに触れる、ということを繰り返していました。
たぶんどうしたらいいかわからなかったんでしょう。
もしかしたら、私のことを試したのかもしれません。

急に「あっちへ行って」と。

それでも「行かないよ」「一緒にいるよ」とお話したり
タッチを続けていると、
「あっちへ行って」

「じゃあそうしようかな」と離れようとすると
うわ~んと泣いてしまいました。


「一緒におりたかったら、おりたいって言っていいんやで」と
そのままずっと抱っこしてました。
泣き終わっても、抱っこから離れようとしないので、そのままずーっと抱っこ。

気づいたら昼寝の時間も終わり、おやつを食べ、元気よく遊んでいました。


そして、今回。
その子は覚えていてくれたのか、触れることには嫌がらなくなった。
いつも眠りが浅くて、途中で起きてしまう、ということだったので
頭の緊張をゆるめるために、耳を徹底的にひっぱりました。


うわ~こんなに緊張してるんだ。
これでは、なかなか寝れないだろうな。
寝ても熟睡できていないだろうな・・・と感じました。


最初は「いたい」って言いながらでしたが
触ってもらうことがうれしかったのか、手はどけようとしないので
そのままひっぱり続け、耳が熱く、少し柔らかくなったところでタッチセラピー。


触れていると気になって寝れそうになかったので、一緒に横になっていると
スーッと寝てくれました。


そのあと、ぐっすり。
起きる時間になっても、全然起きず、
先生が、声をかけてもなかなか起きない。。。


先生方も「こんなことないね~、起こすのもったいない」と
おっしゃっていました。




他にも、耳を引っ張りましたが
全体的にみんなかたい!!

表面だけのかたさではなく、ガチガチという子も。


耳がかたい、ということは
頭でいろいろ考えていたり、目が疲れていたり、からだがかたかったり
何か我慢をしていたり、普段から、周りを気にしすぎていたり・・・
ストレスがたまっているなど
とにかく、緊張している状態


これだけかたいと大人でもしんどいな、という子も。
でも、本人にとっては、その状態が当たり前。

今までたくさんの親子の耳を触ってきましたが、
しかも、子どもの耳とお母さんの耳って、ほとんど同じで
どっちかだけが柔らかいなんて、あんまりないのです。


耳がかたい子のお母さんは頑張りすぎな人がほとんど。
まずはお母さんが緩むことが一番大事なんです。


まずは、子どもと接する側、触れる側が緩むってことが
子どもを緩ませる一番の方法。


実は、保育士さんも、ガチガチの人が多いんですよ^^

触れるだけで、どんな性格なのか、どんな様子なのか分かります。


本当に毎日でも行って、触れたいくらい。


でも、なかなかそれも難しい。。。



全国の保育園にタッチセラピーができる触育士が配置できたら。


保育士さんが、みんなタッチセラピーができるようになって、
お昼寝の時間にタッチセラピーができたら。


おうちで、お母さんが、お父さんが
タッチセラピーを毎日できたら。。。

妊娠中からタッチセラピーをして育んでいったら。


私ひとりでできることって限られているので、
これからは、触育士を育てていくということが私の新たなビジョン。


手のひらで子どもを感じ、手のひらで子どもとつながる。。。


ストレスのない、緊張のない生活はできないけれど
積み重ねないように、毎日リセットすることはできる。



もっともっとタッチセラピーが日常に、
保育園や家庭の中で自然とできる環境を整えていきます。!