作家・有川浩氏が12日、
東京・大手町のよみうり大手町ホールで開かれた
『SUGOI JAPAN Award2015』に出席した。
有川氏は『図書館戦争』シリーズで
この度エンタメ小説部門賞1位を受賞となった。
『SUGOI JAPAN Award2015』は
“日本のスゴイを世界のスゴイ!へ”をコンセプトに
「この素晴らしい作品を
世界中の人々にも紹介したい!」
「世界でも大ヒットするにちがいない!」と
熱い支持を集める日本のポップカルチャー作品を、
ファン自身の国民投票によって選出し、海外へ
発信することを目的に開催。
「マンガ部門」「アニメ部門」「ラノベ部門」
「エンタメ小説部門」の
全4部門203作品の中から、
最も票を獲得したグランプリ作品ならびに、
各部門のトップ10に輝いた作品を表彰するもの。
昨年10月から同12月31日までの
投票期間に7万7631票が集まった。
『図書館戦争』シリーズは
「『本の雑誌』が選ぶ
2006年上半期エンターテイメント」第1位、
2007年本屋大賞第5位に入賞し、
シリーズとしては2008年に
第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。
さらに、アニメ化されたり、
アイドルグループ『V6』で俳優・岡田准一主演で
2013年4月に実写映画化もされ、
今年10月には続編も公開となる話題作となる。
今回の受賞へ有川氏は、
受賞へ感謝のコメントを口にしつつ、
「何が選ばれたかということよりも、
日本のコンテンツを作る力を
世界に発信していこうという意思の対価として
価値のある賞だと思っております。
日本に素晴らしいコンテンツがたくさん
あるというのを、読者のみなさま方に
改めて感じて頂く契機になればすごく
嬉しいなと思っています」と、思いの丈を語る。
さらに、「今後どのようにこの賞が育っていくかを
みなさんで見届けて頂くことができれば
とても幸せです。そのために、後援に外務省や
経済産業省が日本のコンテンツ産業に対して何を
してくれるのかなというのも楽しみに
見届けたいと思います」と、
パンチのきいたコメントを寄せていた。