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「攻撃しない、美しくないフットボールに一体何の価値があるのだろう」

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WMを振り返って…

後数時間後にポルトガルとフランスが決勝へと進むべくして死闘を繰り広げる。



実を言うと、この一戦はまさしく因縁の戦いでもあるのだ。

今から6年前、オランダで開催されたEURO2000(ヨーロッパ選手権)での準決勝の再現である。


当時、フランスのジズーはまさに全盛期であり、世界最高のプレイヤーであった。

そのフランスと対したポルトガルは、ルイコスタやフィーゴといった黄金世代が円熟期を迎え、悲願の初タイトルを期待されていた。


結果、2-1でフランスの劇的な勝利。決勝戦へと駒を進めた。


しかし、終始ポルトガルのまとまりの良さが目立った試合でもあった。

ポルトガルにとどめを刺したのは、闘将ジダン。


延長戦に突入し、ペナルティエリア内でビルトール(確か彼だったはず)のシュートをポスト際でカバーに入ったポルトガルDFザヴィエルが手で触れてしまい、PKへ…。


あっさりとジダンに決められる。


試合終了後も執拗に線審に食い下がるポルトガルイレブン、結局数名にレッドカードが提示され、ポルトガルにとっては非常に後味の悪い試合となったのである。(スローでみてもハンドでした)



その戦いがまた見れるとは!!しかもWMで!!



フランスは当時のメンバーがかなり残っているが、ポルトガルはフィーゴ以外はほぼ入れ替わったといえるだろう。


フランスは平均年齢の高さ、疲労が不安視されている。一方のポルトガルは十分な戦力が整ったといえるだろう。

再び世紀の一戦を見れるとは…今回のWMは何とも贅沢な…