占い体験談 シリアス編です。


奇門遁甲(きもんとんこう)
という占いがあります。

中国の大昔からある占術で、
三国志の諸葛孔明も
『占術』より『戦術』として使ったとか。
日本には聖徳太子の頃に
入って来たらしいです。


私は一度だけこの術を使いました真顔


私が実家にいたころ。

母は自宅で書道教室を開いてました。
生徒は子ども、大人合わせて
50人以上いて、毎日
大賑わいでした。
書道を教えるのは
母の生きがいでした。

ある日、隣の空き家が
潰されて、建て替えされた後、
40歳くらいの娘とその両親が
引っ越してきました。


程なく、娘の行動が
オカシイことに気づきます。

毎日、勝手に我が家の庭にはいる。
二階からナイフや皿を投げる。
『猫の死骸をうちに捨てるな❗』と
怒鳴る。

私の母が娘の親と
話し合ったところ
その娘は統合失調症と
診断されていて
家でも外でも昔から
よく暴れると。

占いに頼ったら
引っ越しすると良い、
と言われ、方位学や風水、
中国の占術を駆使して
見つけた空き家を
建て替えた、とのこと。

新天地で娘は変わってくれる
と思ってたのに、ますます
酷くなるこの頃なんだと。

確かに毎日毎日、我が家に
ナイフが飛んできます。
一体何本あるの!?

生徒さんまで怖い、と言い出し
警察に相談したら、
誰かが傷ついて事件にならないと
警察は何もできない、と
冷たく言われました。

母も精神的に参ってます。

私は、ならば中国の術には
中国の術で対抗してやるか!
と思いました。

(もちろん、その前にあらゆる所に
相談してます。)

当時、私がのめり込んでいた
三国志同好会の仲間が
やはり奇門遁甲でしょ!
と言い、私もその術だなっ!
と同意。

銀座に有名な奇門遁甲術師が
いると探し当て、相談しました。

私は、隣の家の娘に困っている。
けれど、憎むとか呪術をかけたいとか
全く思わない。

対抗してやる!と思ったけど
正直、闘う気はさらさらない。

娘の両親は、毎日、娘に殴られていて
心身ともに限界状態らしい。

私の母も限界に来ている。
生徒さんの休会者が増えた。

私も通勤での行き帰り、
いつナイフで刺されるか
わからなくて怖い。

奇門遁甲でお互いハッピーに
ならないものか。

と切々と銀座の遁甲師匠に訴えました。

師匠は私に木の箱、銀の玉、
巻物を渡して、
「これを○月○日に○の方角に
穴を掘り、裏庭に埋めなさい」
とおっしゃいました。
こんな感じ↓


1ヶ月くらいして、
母が父、弟、私の前で
言いました。

彼女が下した決断は。。。


長くなったので
次回へ。。。