W杯に学ぶ避けようのない現実存在の残酷性とフィクションにおける理想像の緩衝機能の考察。 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

はい、知ってのとおり、今朝の試合でドイツ代表はブラジル代表に7-1で大勝しました。

最多得点記録を更新したクローゼ選手は、2002年の横浜の雪辱が出来たし、喜びもひとしおでしょう。

しかし、私個人としては、大差で勝っていても、集中力を切らさなかったノイアー選手
ファイル1335.jpg
が素晴らしかったと思います。
飛び出しはブッフォン選手、反応はカシージャス選手、1vs1はカーン氏、足技はファン・デルサール氏に負けてないほど完璧なキーパーに見えます。

しかし、あまり勝利を喜べない悲しい現実が…。
ネイマール選手の怪我があった手前、喜べないのもそうですが、ブラジルでは敗戦のショックを機に犯罪が多発しているということです!

商店での破壊、略奪、放火、バスへの襲撃などで10人が拘束されたとの情報があります。

愛と平和を結ぶスポーツがきっかけでこんなことが起こるのは悲しいです。

言葉は悪いですが、

「そりゃ日本人サポーターがゴミ拾うだけで賞賛されるわけだ。」

と思ってしまいます。

全く、この大国同士でさえ大差の勝敗というのに、日本のにわかファンは何を責めているのやら…。

何度も繰り返しますが、代表選手の本職はクラブチームです。
だからノイアー選手がかつてシャルケに所属してたから
ファイル1336.jpg
こんなショットは普通だし、「日本人が日本代表を応援しないのは非国民」みたいなことを試合前に言ってた人は、まずこの写真を見ろ。
ファイル1338.jpg

ファイル1337.jpg
はい、ブラジルのエースとアルゼンチンのエースは同じスペインのバルセロナ所属で、そのスペインは予選敗退ってことです。
相手国とその選手を戦争の敵国みたいに叩く人は何がしたいのやら(笑)。

そしてこの避けようのない現実存在がもたらした結果の方が遥かに残酷で、規制したがるアニメや漫画のえっちぃシーンや暴力表現より遥かに悪影響を与えてるじゃありませんか!

ドイツ代表がブラジル代表相手に攻撃の手を休めましたか?愛と平和を掲げる団体こそ現実を見てほしいし、フィクションの方が理想的でマイルドなフィルターがかかってるということです。
現実の方が遥かにファンタスティックだ