兄「醤油取って、醤油!」
母「何が『醤油取って』やの?
偉そうに!
あんた働きもせずに昼間から繁華街でブラブラしてからに!
お父さんが帰って来る前に出かけて、おらん時になったら帰って来て!
いつまでそんな生活するつもりやの!
挙げ句の果てに『弟と漫才師になるわ』やって!?
止めとき!あんたみたいなジメーっとした子なんか面白ろないわ。
行くんやったらあの子一人で行かしたらええねん!
あの子はええわ。
小さい頃からお母さんの鏡の前で、車掌の真似して
『出発進行、出発進行~!』
って一日中やっ取ったわ。
あんまりにも同なじこと繰り返すから、あの子が4年生の時お父さんが大学病院連れてってたわ!」
弟「訳分からん動物のスライド見せられて、馬かロバかどっちか解らん微妙な画やったから、
『う~ん』って悩んどったら、別館に連れていかれたわ!」
兄「えっ?あっちが本館ちゃうん?」
弟「どうでもええわい!
お前はお前で、6年生で十二指腸潰瘍になって、バリウム飲まされとったやないかい!
俺に自慢気に『白いの出た!白いの出た!』
言うとったやないかい!」
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はい、出展は大好きな漫才師の「中川家」さんのネタそのままです。

関西人の私に取ったら、彼らの全国ネットでの活躍は嬉しい限りです。
特に

剛(つよし)兄ちゃんは、私と同じパニック障がいを伴いながらの芸能活動なので、つい応援したくなります。
まぁ、兄が活動休止すると、弟

礼二(れいじ)のピンネタが見れるので嬉しいですが(笑)。
生活の厳しさから生まれる知恵を、笑いに転化させたエネルギーとして、このシリーズで紹介し続けることが出来たら嬉しいです。