この前、テレビでジブリの
「おもひでぽろぽろ」
を観ました。
若い頃は現代劇ということもあり、特に好きな映画ではありませんでしたが、年を経るにつれ、良さがわかる映画と思います。
柳葉さんの演技は声だけでも十分に心に響きました。
その柳葉さんが
一世風靡セピアのメンバーとは知りませんでした。

彼らの代表曲に、
「汚れちまった悲しみに」
という歌があるのですが、歌詞の一部とタイトルは
中原中也の詩からの引用です。
Wikipediaで調べましたが、一世風靡セピアと中原中也

との関連は言及されてませんでした。
私の中原中也に対する想いは過去記事をお読みくださいね。
柳葉さんや哀川さんが男らしさを売る舞台から発生した歌手活動で、逞しさも猛々しさの欠片ない中原中也の詩を引用したのはとても面白いです。
中原中也の詩は人間の美しさをそのまま透明感溢れる言葉で綴っています。
この記事で二つの詩を対比することは避けます。
詳しい方なら、「汚れちまった悲しみに」だけで両方わかります。
で、彼等の楽曲はジャンプ漫画の「魁!男塾」

がアニメ化された時の主題歌になりました。

しかし、私はどうせなら、男塾の主題歌は「男塾塾歌」にしてほしかったです。
先日古本屋で歌詞が掲載されてる7巻を買いました。
ジャンプを代表するような荒唐無稽なバトル漫画ですが、正義の押し売りがなく、これくらい突き抜けてると清々しいです。
*男塾塾歌
日本男児の生き様は
色無し 恋無し
情けあり。
男の道をひたすらに
歩みて明日を魁る
嗚呼男塾 男意気
己の道を魁よ
日本男児の魂は
強く激しく
温かく
男の夢をひたすらに
求めて明日を魁る
嗚呼男塾 男意気
己の夢を魁よ