大概の弟と言う者は、兄に「勝てない」コンプレックスを持ってるかと思います。
わたくしも3歳上の兄には、何をやっても「勝てない」と幼い時は思ってました。
頭でも、体格でも3歳の差は大きいです。
いつも兄に泣かされてた思い出ばかりです。
そんな幼い私が、確実に兄に勝ってると思ってる事は
「コーヒーが飲めること」でした。6歳くらいの少年が抱いた感情でした。
コーヒー…母の好物で兄の苦手な物。祖母の家に行けば、兄だけ紅茶で、父母と私に出される物(6歳のSPA-k辞書より)
しかし、祖母は父と同じく、どちらかと言うと「配慮に欠ける人」でした。
祖母の家に行けば私には当然の様にコーヒー。
兄には紅茶。
日毎これに違和感を憶えはじめました。
そう、祖母には「何を飲む?」の一言が無い人だったのです。
たまには紅茶が飲みたい時だってあります。
また、そのうちに兄もコーヒーが飲める様になりました。
しかし、祖母は相変わらず、私にコーヒー、兄に紅茶。
原因はそれだけではありませんが、私は祖母とその家がすっかり苦手になってました。
そうこう言ってる間に父母の離婚が成立していました。
きっと「嫌悪感」って些細な配慮次第でクリア出来るのかも知れませんね。
仕事をして、結婚して、病気になり、休養を取る様になってやっと理解出来ました。
「愛は育む物」
「愛は欲しがる物では無く、与える物語。」
休養を取るようになってから、寝れば父の夢ばかり見て、うなされてました(笑)。
しかし、やっと乗り越えれそうです。
貰え無かった愛を求めるよりは与えるべき人に愛を与えるべきだと。
休養と皆様のお陰でやっと理解出来ました。
今の私はハーブティーがお気に入りです(笑)。
母とコーヒーについてはまた明日。
まとまりない文章にお付き合い下さり、ありがとうございました。