その味を知ってこそ | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

今で言う「公園デビュー」をした時の記憶ははっきりと残ってます。
何歳で、季節はいつだかは記憶にありません。

砂場で初めて遊ぶ私に母は少し離れて見守ってました。
母の手はガーゼのハンカチを握ってました。

初めての砂場遊びにテンションマックスの私は、砂を口に入れました。
それが食べ物でないと知り、その砂の味を知った途端に私は泣き出しました。

すると矢よりも早く母は駆け寄り、ガーゼのハンカチを出して私の口の中の砂を出してくれました。
その時に母は
「ほうら、やっぱり口入れた。食べ物ちゃうで!わかったやろ!」
と私が砂を口に入れて「食べ物で無いもの」と自ら認識させる為に見守ってたようです。

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勿論ここまで可愛い子供ではありませんが。
「経験に先立つイデアは無い」
アリストテレスは師匠プラトンのイデア論を批判しました。
「知っている」からこそ思い描くことが出来て、知らないからこそ謙虚になれるはず。

「プラトンは理性のみを用いた。
アリストテレスは感覚も用いた」
ソフィーの世界より。