おはようございます。
続いて母の強さを語りましす。
母の人生を語れば本一冊くらいになるので(笑)クライマックスポイントだけblogにUPします。
母は、工場でひたすら働き続けました。
そして生活でなく、小遣い稼ぎに働いてるパートさんと何度も衝突しては説教してたそうです(笑)。
旦那様の給料目当ての奥様方と、
母の給料を計算に入れてる相方を持つものとは、残念ながら感覚が違いすぎました。
しかし、労働意欲のない主婦パートに母が言った言葉は
「裸になって鏡に向き合えば、
綺麗な服も、稼いだお金も、他人の評判も何の役にも立たないことがわかるわ!
その時、鏡に写った自分があんたがあんたに対する虚栄無き評価やで!
現場の職長が評価するやないんやからな!」
と二時間近く説教は続きました。が言葉の四分の一も把握しなかったかもね。
これは宮本輝さんの作品で
「金や地位や権力なかんか墓場にまで持っていけんのや」
の台詞にそっくりです。
しかし母は定年してから宮本輝さんの作品を読み出しました。
父が私達三人に迷惑かけるほど、母は強くなって行った気がします。
父の迷惑で家に「ヤの字」が上がりこんだ時も
「あいつは何処におるんや!奥さん教えんかい!隠しとったら為にならんでえ」
とパンチパーマに金指輪の「ヤ」が語るのに対して、母は
「あたしだって、あいつが消えて困ってんねや!あんたらが先に見つけたらアタシに知らせい!隠しとったら為にならんでえ!それとあいつとはもう離婚成立したから、奥さんやのうてお姉さんと呼びや!」
と啖呵を切って追い返したそうです。(笑)
そして「ヤ」より先に父を捕まえて「ヤ」に引き渡し、「清算済ませ」と言ったか言わなかったか(笑)
当時は幼くて怖がってた自分ですが、結婚して大人になった自分には笑えて仕方ないです。
ホントに強い母と思います。