Let's search for tomorrow! -103ページ目

Let's search for tomorrow!

平成25年度1次隊、青年海外協力隊の記録。ミクロネシアのヤップ島、ギルマン小学校で先生をしています。

今年度、4回目の研究授業が3月20日に開催されました。

授業者は、キャニファイ小学校のルイス先生でした。

キャニファイ小は、日本時代に建てられた公学校を起源とする歴史ある学校。





クラスは、3年生4人、4年生4人の計8人の小さな複式学級でした。

今回の研究授業の単元は「分数の概念」。

授業のめあては、「分数の大きさの比べ方を理解する」ことでした。




今回も、JICAボランティアがいない学校での研究授業。

1ヶ月前から、事前研究会を行い、準備を進めてきました。

研究授業当日は、教育省と4校の小学校の先生が集まってくれました。




ヤップでは、分数の概念を理解している子どもが少ないのが課題です。

そのため、授業は分数の意味を考えながら、大きさを比べることがポイントです。

分数は何を表しているのか、具体物や半具体物を用いて、考えさせました。




分数ゲーム

↑授業のスタートは、アイスブレイクの「カバーアップ・ゲーム」

1を表す紙に、くじで引いた分数カードを置いていきます。

ちょうど1になるようにカバーできたら勝ち」、オーバーしたら負けです。




少し盛り上がったところで、授業の本題に入っていきました。

子ども達は、3年生と4年生の2人でペアを作って、座っていました。

ペアごとに、「1/2」、「1/3」、「1/6」、「1/12」と書かれたカードを引かせます。




その後、どの分数が一番大きいか予想させました。

子ども達は分母の大きさを比べて、「1/12」が大きいと答えました。

先生は答えを言わずに、卵パックとビートルナッツをペアごとに渡しました。




まず、卵パックを「1」と考えて、「1/2」になるようにビートルナッツを詰めさせます。

それから、「1/3」、「1/6」、「1/12」になるように、それぞれ詰めさせます。

↓詰めてみると「1/2」の時、ビートルナッツの数が一番多いのを理解できます。

卵とナッツ





その後、それぞれのペアが「2/3」、「2/6」、「5/12」の大きさを比べました。

卵パックとビートルナッツを使い、子ども達は考えていきました。

↓ルイス先生は、各ペアの作業を確認して、適切なアドバイスをしていきます。

大きさ比べ




次に、ピザの写真を2枚とクレヨン、はさみを渡しました。

そして、「3/4」、「3/8」の大きさを比べさせます。

↓ピザの裏面に分数が表す大きさの色を塗り、はさみで切り取ります。

ピザカット




↓切り取ったピザの大きさを比べると、どちらが大きいか分かります。

ピザ比べ




最後に、今日の授業を理解しているか確認するための問題を与えました。

一人ひとりにワークシートを渡し、それぞれ考えさせます。

↓みんな、絵や図を描いて分数の大きさを比べることができていました。

練習問題





研究討議会

↑そして、授業後に研究協議会を行いました。

今回は人数が少なかったので、みんな意見を言いやすかったようです。

いつも以上に活発な議論をすることができていました。




今回の授業者のルイス先生は、教員歴33年の大ベテラン。

さすがに、落ち着いた態度で、いい授業をしていました。

また、子ども達の様子を見ていると、普段の指導の良さが分かりました。




ルイス先生とは、12月の陸上競技会で知り合いました。

それからも、何度か顔を合わすことがあり、色々と話をする機会がありました。

そこで、ぜひ研究授業の授業者になってほしいと頼んでいました。




僕は、ベテランの先生も授業者になってほしいと考えていました。

ベテランの先生の授業を見ることで、若い先生は学ぶことが多くあるからです。

そして、研究授業は若い先生のためだけではないと示したかったからです。




ルイス先生は研究授業後に、事前研究会を含めて楽しかったと言ってくれました。

そして、次の研究授業も参観すると約束してくれました。

ヤップ州算数研究会にとって、大事なメンバーの一人です。





ルイス先生は、「教師はいつまでも学び続けなければいけない」と言っています。






僕自信、色々なことを彼から学ぶことができました。








Kammagar!!








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