今年度、4回目の研究授業が3月20日に開催されました。
授業者は、キャニファイ小学校のルイス先生でした。
キャニファイ小は、日本時代に建てられた公学校を起源とする歴史ある学校。
クラスは、3年生4人、4年生4人の計8人の小さな複式学級でした。
今回の研究授業の単元は「分数の概念」。
授業のめあては、「分数の大きさの比べ方を理解する」ことでした。
今回も、JICAボランティアがいない学校での研究授業。
1ヶ月前から、事前研究会を行い、準備を進めてきました。
研究授業当日は、教育省と4校の小学校の先生が集まってくれました。
ヤップでは、分数の概念を理解している子どもが少ないのが課題です。
そのため、授業は分数の意味を考えながら、大きさを比べることがポイントです。
分数は何を表しているのか、具体物や半具体物を用いて、考えさせました。
↑授業のスタートは、アイスブレイクの「カバーアップ・ゲーム」
1を表す紙に、くじで引いた分数カードを置いていきます。
ちょうど1になるようにカバーできたら勝ち」、オーバーしたら負けです。
少し盛り上がったところで、授業の本題に入っていきました。
子ども達は、3年生と4年生の2人でペアを作って、座っていました。
ペアごとに、「1/2」、「1/3」、「1/6」、「1/12」と書かれたカードを引かせます。
その後、どの分数が一番大きいか予想させました。
子ども達は分母の大きさを比べて、「1/12」が大きいと答えました。
先生は答えを言わずに、卵パックとビートルナッツをペアごとに渡しました。
まず、卵パックを「1」と考えて、「1/2」になるようにビートルナッツを詰めさせます。
それから、「1/3」、「1/6」、「1/12」になるように、それぞれ詰めさせます。
↓詰めてみると「1/2」の時、ビートルナッツの数が一番多いのを理解できます。
その後、それぞれのペアが「2/3」、「2/6」、「5/12」の大きさを比べました。
卵パックとビートルナッツを使い、子ども達は考えていきました。
↓ルイス先生は、各ペアの作業を確認して、適切なアドバイスをしていきます。
次に、ピザの写真を2枚とクレヨン、はさみを渡しました。
そして、「3/4」、「3/8」の大きさを比べさせます。
↓ピザの裏面に分数が表す大きさの色を塗り、はさみで切り取ります。
↓切り取ったピザの大きさを比べると、どちらが大きいか分かります。
最後に、今日の授業を理解しているか確認するための問題を与えました。
一人ひとりにワークシートを渡し、それぞれ考えさせます。
↓みんな、絵や図を描いて分数の大きさを比べることができていました。
↑そして、授業後に研究協議会を行いました。
今回は人数が少なかったので、みんな意見を言いやすかったようです。
いつも以上に活発な議論をすることができていました。
今回の授業者のルイス先生は、教員歴33年の大ベテラン。
さすがに、落ち着いた態度で、いい授業をしていました。
また、子ども達の様子を見ていると、普段の指導の良さが分かりました。
ルイス先生とは、12月の陸上競技会で知り合いました。
それからも、何度か顔を合わすことがあり、色々と話をする機会がありました。
そこで、ぜひ研究授業の授業者になってほしいと頼んでいました。
僕は、ベテランの先生も授業者になってほしいと考えていました。
ベテランの先生の授業を見ることで、若い先生は学ぶことが多くあるからです。
そして、研究授業は若い先生のためだけではないと示したかったからです。
ルイス先生は研究授業後に、事前研究会を含めて楽しかったと言ってくれました。
そして、次の研究授業も参観すると約束してくれました。
ヤップ州算数研究会にとって、大事なメンバーの一人です。
ルイス先生は、「教師はいつまでも学び続けなければいけない」と言っています。
僕自信、色々なことを彼から学ぶことができました。
Kammagar!!
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