僕はそう思ってます。

新築であれリフォームであれ
設計時でも施工事でも、無駄を省く努力が
コストの削減にも繋がります。

設計時であれば、
木の・・・木材等の基本の商品の長さは3Mとか4Mとかなので
そのスパンの材料を組み合わせて考えるようにする。

そうすれば、材料の無駄も省ける。

(当然、設計者としてこだわる部分はこだわるし
 費用の面から見ても、提案する部分は提案しながらですが)

リフォームならリフォーム前の状況を
しっかり調査する事によって、材料の選択や間取りの変更にも
影響がありますので、しっかりと調査する。

調査する→しっかりした設計図や施工図が出来
大工等が現場で、どう施工するか・・・といった悩む部分がなくなる。

結果的に無駄が省けるし、費用の面でも安く済む。

設計だけでなく見積もりもそう。
大根見積やおおまかな見積。どんぶり勘定ではなく

しっかりとした調査・設計図に基づいた詳細な見積であれば
現場の施工も段取りもスムーズに行き
結果的にお客様の費用を安く出来る。


設計で言えば、
南側だ!! → 履き出しの窓を!!と言う設計。

確かに良いのですが単純にそう設計するのはどうかと思います。

TVやAVを置く位置はどう?
絵画やポスターやロー家具を置く位置は?
そしてこたつやソファやテーブルは?

そういう生活シーンを考えた設計であるかどうかが大事な訳で
ただ南側だから光がいっぱいの履き出しの窓でOKみたいな
そんな設計そんな設計者じゃつまらないし夢もないし

思っちゃうわけです。

この考えはは、一見無駄な事かも知れませんが
僕はそういうシーンも頭に入れながら設計してます。

入浴後、お父さんがバスタオルで冷蔵庫へ行き
ビールを出し、一気に飲む。
または、グッツと飲んでテーブルへ。

お母さんが、洗濯の合間にパソコンをする・・・とか

お兄ちゃんが居間でピッチング練習する・・・とか

いろんなケースが空間の中ではある訳で
その色んなケースを活かせる空間でもありたいと
考えると・・・って考える事って無駄ではないのです。

昔ながらの建築の基本も大事です。
大事ですが、大事だからこそ、替えていく事も
チャレンジしていく事も大事なのです。

野球の事で申し訳ないですが
僕らが小さい頃、少年~高校時代は、
軍隊のような野球です。

・・・水は飲んではいけない
・・・肩は温めないとダメ(プールなんか入るな!!)
・・・うさぎ跳びしなさい

こんな間違った教えがありました。

今では、水は適度に飲みましょう。肩は使用したら冷やしなさい。
うさぎ跳びは、足腰に悪いから別の鍛え方でしましょう・・・です。

常識ばかりに捕らわれていると、見失うこともあります。

ぜひ
無駄を無くす努力と無駄な事も考えると無駄ではないんだ
と相反するこの2つの事
今後も考えて行こうと思います。