こんにちは

2020年もあと残すところ1ヶ月を切りました。
従来でしたら
「当スクールからANAへ〇〇人、JALへ〇〇人
」

と毎年お知らせしていたところですが、今年は国からの休業要請もありスクールをしばらくcloseしていたこと、そして殆どのエアラインが採用をストップしたこともあり、今年は大人数の方々をエアラインへ押し出すことは出来ませんでした。
ん〜、どこのエアラインスクールでも同じ状況なんじゃないかな。
私はまだ他の働き口がありますが、エアラインスクールだけで生計を立てているエアライン講師の方々はどうしているのだろう…。
とても心配しています。
女性の雇用が危ぶまれている中で、精神的に追い込まれている立場の女性たちが多いのではと危惧しています。
バブル崩壊の時期はまだ女性がそれほど社会進出していなかったし、リーマンショックの時はあまり女性たちは苦境には立たされませんでした。
でも、コロナは違いました。
女性が多く働いている業種、サービス業、観光業、宿泊施設などが打撃を受けています。
JAL時代、CAさんにはシングルマザーが沢山いました。
1人で3人のお子さんを養っている同期もいました。
フライトがなくお給料が減ってしまっている今、苦しい状況になっているのではと心配しています。
ANAにもシングルマザーが多くいらっしゃると聞いています。
お給料減の上、ボーナスなしで辛い選択を余儀なくされるかもしれません。
こう言った世界的なクライシスが起こると、女性というだけでものすごい弱い立場であることを実感します。
私は大学まで女子ばかりで過ごしてきましたので、そんなことかばかりも思わず、女性がこんなにも差別に遭うのかと実感したのは就職活動の最中でした。
いつもブログで吠えていますが、キャリアは能力で決まります。
男性か女性かではなく、人種であるとか、国籍だとか生まれてきた時に選べないことで人は差別されてはいけません。
憲法にも明記されているはずです。
これもいつも言っていますが、例外はありまして「性」を職業として売りとしているものは当てはまりません。
ただ、これも憲法に明記されていて誰でも職業選択の自由があります。
明治生まれの私の祖母がよく言ってました。
「戦争中、近所の婦人会でお互い助け合ったよ。皆んな食べ物がなくて苦しかったからね。男衆はいないから、年寄りとおんなこどもだけ。空襲の後は近所で(防空壕の中で)埋もれた人たちを婦人会総出で掘り起こした。お茶碗やご飯茶碗でね。」
ここで言う婦人会とはご近所の自治会みたいなもの。
男性陣は駆り出されていなかったから、女性たちで協力するコミュニティを作っていたようです。
私が幼稚園の頃、苦労を共にした祖母のお友だちとのお三味線会に雑用係として私はしょっちゅう駆り出されていました

今思うと、女性は助け合って生きながらえてきたんだろうな、それと自分たちの居場所と役割りを強く認識していたのかな。
本日菅総理がシングルマザーへの支援を発表しました。
苦しくて、1日1日が精一杯の人に支援が届きますように。
そろそろ窮地に立たされている全ての女性への助成金制度や基金や財団ができないものか。。。
L&Rアカデミー