こんにちは

今日は暦の上では「立冬」です。
朝晩の肌寒さに冬を感じる方も多くいらっしゃっるかと思います。
1限は億劫。。
出勤時間をちょっと遅らせたいな。。
しばらくお布団の中でヌクヌクしていたい季節到来ですね

今日、国立科学博物館で飛行機の秘密がたくさん書かれている本に目がとまりました。
その本を手にとってみると、結構面白いのだ

飛行機について書かれてあったり、CAさんについても書かれてあったり。
またビックリしたのは、以前私のブログでご紹介したJALの「ひな祭りフライト」と「鯉のぼりフライト」ですが、我がスクールを巣立って行ったKリンちゃんの写真がその本の「ひな祭りフライト」の記事の一部として載っているではないか。。
私はすかさず
「あッ
Kリンちゃん
」


とつい口走ってしまいました(;´Д`A
が、近くのチビッコにチラッと見をされただけでした~

以前、私の大学時代の友人が
「飛行機の中でトイレに行って出たら、自分がどこら辺の座席だったか忘れちゃって、機内が暗かったから知らず知らずに前方まで行っちゃったらしく、カーテンが目の前にあったから、ここは何かなぁ、ここを出たら自分の座席ら辺に出るかなぁ~と、勢いよくカーテンを開けたらfirst classだったの
first classだよ、ドアとかで区切られてないんだよ
カーテンだけなんだよ
」



と驚き半分、first classがカーテンなんぞで仕切られている俗っぽさにガッカリさ半分で話していたのをよく記憶しています。
どのエアラインも世界共通の航空法に従ってキャビンレイアウトをしています。
いくら数百万円を支払ったfirst classであっても、ドアで仕切られた完璧な個室空間はトイレだけで、その他、厳密には飛行機には存在しません。
first classの個々のお部屋も乗務員が上から覗けるように隙間があるんです。
(もしかしたらエミレーツのfirst classのシャワー室は個室かもしれません。)
緊急時に備えて、直ぐに脱出できるように実はカーテンでクラスとクラスの間を仕切らなくてはならないといった規定があるからなんです。
通路はれっきとした脱出経路ですから妨げることはしてはなりません。
かなり前、このルールができる前ですが、ドアでクラスとクラスを仕切っていた時代がありました。
ある時、とあるエアラインで機内火災が発生し、瞬く間に客室内に煙が充満し始めました。
お客さまは我先に競うようにドアに向かって直進して来ました。
が、ドアが開かない。。
どんなに押しても押してもドアは開かない。。
後方からはお客さまがどんどん押し寄せてきて、更には益々煙が充満してきて客室内は非常事態になりました。
残念なことに、数人のお客さまは二酸化炭素を吸い込んでしまい、死傷者が出てしまいました。
この開かずの扉ですが、押すのではなく、引くタイプだったそうです。。
また、押し寄せる人が圧となって、引くことができなかったのかもしれません。
人は通常の状態で簡単に思考転換できることでも、生きるか死ぬかのパニック状態の中では、その簡単なことすら発想できなくなってしまうのです。
この事例をうけて、全ての航空機の通路の仕切りはカーテンにすること、となったそうです。
エアラインは、この様な事故や事件から学び、沢山のルールが改善されてきました。
私が在籍していた18年の間にもどれだけルールが変わったか数え切れません。
飛行機じたい、歴史が浅く新しい乗り物ですから、人間の経験を通して改善していく余地はまだまだ実はあるんですよね

それより、私の友人は絶対にfirst classまで探検に行ったに違いない。。
まっちがいないわ

L&Rアカデミー
太田真美子