こんにちは




桜の便りも届きました。
今年は春一番が吹いたのかしらはてなマーク




最近、ガツガツと書いてばかりいましたが、今日はほっこりするお話をしたいと思います。




最近は質問が多くて申し訳ありませんm(_ _)m
greetingってご存知ですかはてなマーク
どの航空会社、内外問わず、必ず客室の総責任者である先任客室乗務員がドアが閉まった後にマイクでご搭乗御礼をアナウンス致します。
その時、機内は出発準備中で戦場のように忙しさピークを迎えています。
それでも、先任客室乗務員がgreetingをアナウンスし始めて



「本日の機長は高橋、そしてこの客室を担当致します責任者は私、伊藤でございます。またその他、8名の客室乗務員がパリまでご一緒致します。ご用の際には何なりとお申し付け下さい。」



こう言った時に全員でどんなに忙しくても、galleyでミルクを作っていても、荷物を上の棚に収納していても、必ずお客さまに向かって一礼をします。
これは実はとても重要なことで、挨拶を重んじている日本人にとっては欠くことのできない要素の一つです。
この意味は
「お客さまと運命共同体である」
「最後までお客さまとともに」
「お困りの時には何なりと」
「いつでもお気軽に」
「私たちが責任を持ちます」
いろんな意味を含んでいます。
挨拶をしたりされたりすると、確かに気分がいいですし、自分も挨拶を返したい、という気持ちも湧いてきます。
そして、お客さまからしたら
「今日の乗務員さん、あんな感じの人なんだ、話しかけてみようかな。」
「優しそう、早くサービス始まらないかな。」
と思って頂けると思います。
非常に忙しい時間帯ですが、先任客室乗務員がgreetingで乗務員をアナウンスでご紹介しているのに、それを無視してせっせと自分の仕事をしているのも感じ悪いものですよね。
お客さまの中には、乗務員の一挙手一投足をじっくり観察して下さっている方もいらっしゃると思います。
ダメだしもたまにありますよ
ご常連のお客さまがたくさんいらっしゃいますからね。



会社によって多少は異なりますが、JALの場合は必ずgreetingで一礼をしています。
ちなみに、皆さんが入社して訓練生となった場合、先任客室乗務員が



「本日は訓練生3名も同乗しております。」



とアナウンスします。
その時はお客さまを前にして、ちょっぴりテレくさくて、でもど緊張で、怖くて、複雑な心境だけれども、お客さまからは
「おっ、CAさんのタマゴ、頑張れよ!」
「早く一人前になりなね!」
「肩の力を抜いて!」
などの声援をお客さまから頂きます。
時には拍手まで巻き起こります。
私も訓練生の時には、そうお客さまからご声援を頂き号泣した記憶があります。
乗務員はお客さまが育ててくれるんだなあとつくづく感じた次第です。




ご挨拶。
本当に大事な習慣ですね。
心がほっこりする話題でした。







L&Rアカデミー







太田真美子





でもね、時には先任客室乗務員が
「本日の機長は高橋、そしてこの客室を担当致します責任者は私、伊藤でございます。」
と言ったところでオネエのご旅行団体さんがいらして
「アタシはあけみよ、あたくしはサニー、あたしはねゆき、ゆきネエって呼んでね~ラブラブ
とオネエの皆さまの自己紹介が始まることなどもあり、笑わせて頂くこともよくあります
オネエの皆さまもご挨拶は大事なんですよね。