Linux大学Linux学部LPIC学科講師のLPIC猿です。

本日の講義は「SCSIについて]です。

SerialATAはハードディスクドライブや、DVDドライブなどのような
リムーバルメディアドライブで使用されているインターフェイスです。
IDEなどのパラレルATAの後継規格です。

パラレルATAでのデータ転送速度はUltraATA/133の133MB/sだが、
Serial ATAの最初の規格Ultra SATA/1500で187.5MB/s(1.5Gb/s)、
Serial ATA ⅡのUltra SATA/3000では375Mb/s(3Gb/s)を実現しています。

パラレルATAと比較したSerial ATAの特徴としては、デバイスごとの
ジャンパピン設定が不要となっていることや、ケーブルが細くなって
いることなどがあげられます。

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本日の講義は「SCSIについて]です。

SCSIはパソコンと周辺機器をバス型で接続するインターフェイスです。
一般的にはハードディスクドライブ、テープドライブなどとの
接続に利用され、SCSIで接続するとき、バスの端にはターミネータを
付ける必要があります。

従来は内蔵ハードディスクの接続にはIDE規格が広く利用されてきましたが、
現在は、より高速なデータ転送を可能にしたSerial ATA(SATA)規格が普及
しています。シリアル転送方式であるSerial ATAは、IDEのような
パラレル転送方式のATA規格とは異なり、ケーブルが細かいことや
ジャンパピンの設定が不要であることなどの特徴があります。


SCSIには、データ転送速度や最大接続デバイス数によって複数の
規格が存在します。当初のSCSI規格はデータ幅が8ビットで最大接続
デバイス数(SCSIコントローラを含む)は8台でありましたが、
後にデータ幅16ビットに拡張され、最大接続デバイス数(SCSIコントローラを含む)
は16台となりました。

また接続されている各デバイスには、それぞれを個別に認識するために、
バス上でユニークなアドレス(SCSI ID)が割り当てられています。

8ビット幅のSCSIの場合は0~7、 16ビット幅のSCSIの場合は0~15のSCSIID
を持つことができます。

SCSI接続されているデバイス情報を調べるには、「/proc/scsi/scsi」を参照します。

# cat /proc/scsi/scsi

Attached devices:
Host: scsi1 Channel: 00 Id: 06 Lun: 00
Vendor: QUANTUM Model: SDLT320 Rev: 5252
Type: Sequential-Access ANSI SCSI revision: 02
Host: scsi2 Channel: 02 Id: 00 Lun: 00
Vendor: MegaRAID Model: LD0 RAID1 39900R Rev: 350O
Type: Direct-Access ANSI SCSI revision: 02


SCSI IDやデバイスのモデル名などの情報を表示することができるコマンドが
以下のscsi_infoコマンドです。

# scsi_info /dev/scd0
# scsi_info /dev/scd1

SCSI IDやデバイスのモデル名などの情報を表示することができます。


SCSIの主なデバイスファイル名も覚えておきましょう!!

【SCSIハードディスク】
/dev/sda 1番目のハードディスク
(パーティション分けている場合は、sda1,sda2,sda3・・・)

/dev/sdb 2番目のハードディスク
(パーティション分けている場合は、sdb1,sdb2,sdb3・・・)

【SCSI CD-ROM】
/dev/scd0 1番目のCD-ROM
/dev/scd0 2番目のCD-ROM


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本日の講義は「I/Oポートアドレス]です。


DMAとは、CPUを使わずに、デバイスとメインメモリとの間で高速なデータ転送
を行うために使われるのがDMAと呼ばれています。

各種の装置やメモリがCPUを介することなくデータ転送を行うDMA転送は、
CPUに負荷がかからず、高速にかつ大量のデータを転送できます。


CPUが他の処理を実行中でも、ハードディスクなどとメモリとのデータの
やり取りをDMAコントローラが制御するため、CPUの負荷が少なくなり、
処理速度が向上します。


DMAの割り当ては「/proc/dma」を確認できます。


# cat /proc/dma
4: cascade


cascadeとは??


cascadeは、DMAコントローラ同士を接続していることを意味します。
試験対策では、ここまで覚えておけばOKです。

余裕があれば以下も参考にしてください。


パソコンでは4チャネルを持つDMAコントローラを2つ接続しています。
CPUには一つしか直接接続できないので、DMAコントローラが持っている
チャネルの一つをもう一つのDMAコントローラに接続して使ってます。


DMAコントローラ1(CPUに直接接続してるマスタコントローラ)
チャネル1: DMAを利用する機器に接続
チャネル2: DMAを利用する機器に接続
チャネル3: DMAを利用する機器に接続
チャネル4: もう一つのDMAコントローラ(スレーブコントローラ)に接続する←カスケード(cascade)と呼ぶ。

DMAコントローラ2(マスタコントローラを介してCPUに接続してるスレーブコントローラ)
チャネル1: DMAを利用する機器に接続
チャネル2: DMAを利用する機器に接続
チャネル3: DMAを利用する機器に接続
チャネル4: DMAを利用する機器に接続


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