これもDVDで見てみました。
公開時は小説を読んだ直後だったので
それに満足して映画は見ていませんでした。



世界の科学者が集まるCERN(欧州原子核研究機構)から
巨大なエネルギー源であり、
爆弾にもなりうる反物質が盗まれます。
盗んだのは、宗教を否定し、
科学を至上とする集団イルミナティ。
彼らはさらに4人の枢機卿を誘拐し、
1時間にひとりづつ殺害すると予告します。
バチカン警察とスイス衛兵隊に協力して捜査を行うのが
ロバート・ラングドンが今回負った使命です。

期待したのはCERNのシーン。冒頭、さっそく出てきますが
ほんの数分だけで、その後はぱったり出ません。
さらに小説では重要であったCERNの所長が出てきません。
上映時間は限られているので取捨選択が迫られるわけですが
市場調査でCERNよりも観光名所を多く撮影した方がいいと
結論付けられたのでしょう。残念です。

CERNの次に目を見張るのはバチカンの資料所蔵庫。
何百年も前のガリレオ裁判の記録などが眠っているのですが、
資料保護のために酸素濃度を低くしているとありました。
正倉院などは真似しなくても大丈夫かなと思いました。
近・現代は有害な気体が大気に含まれているので
校倉造りだけでは心配です。
この100年はそれ以前の1000年とは違うので
『この1000年間大丈夫だった』は何の実績にもなりません。

主要な部分も含め、映画は小説と違っており
すっかりそれに気を取られてしまったので
面白かったかどうか分かりませんでした。
この映画を小説とは独立したひとつの作品として見れば
楽しめると思います。