が、気になる。
幼少の頃から家の近くにガスタンクがあった。
その球体は巨大で、太陽にさらされて薄くなったであろう緑色が何故かやけに無機質としての説得力を増幅させていた。
少し離れた場所でも、ある程度高い建物に登れば小さくなった「奴」が見える。
あの存在感だ、きっととんでもない奴に違いない。
ガスタンクは風船のようで、あの緑色の薄い膜の中にはガスが充満している。
もし悪い人がガスタンクに釘を打てば大変だ。
たちまちのうちに火の粉に引火して、この辺り一帯は爆発して吹き飛んでしまう。
幸いな事に、今まではガスタンクに釘を打つような悪い人がいなかったから今日があるのだ。
いやしかし、誰かが釘を打たなくても風船はそのうち破裂するかもしれない。
とにもかくにも、我らの未来はガスタンクに握られている。
中学生くらいまでそんな事を真剣に考えていた。
今でもガスタンクを見ると、なんだか気になる。
幼少の頃から家の近くにガスタンクがあった。
その球体は巨大で、太陽にさらされて薄くなったであろう緑色が何故かやけに無機質としての説得力を増幅させていた。
少し離れた場所でも、ある程度高い建物に登れば小さくなった「奴」が見える。
あの存在感だ、きっととんでもない奴に違いない。
ガスタンクは風船のようで、あの緑色の薄い膜の中にはガスが充満している。
もし悪い人がガスタンクに釘を打てば大変だ。
たちまちのうちに火の粉に引火して、この辺り一帯は爆発して吹き飛んでしまう。
幸いな事に、今まではガスタンクに釘を打つような悪い人がいなかったから今日があるのだ。
いやしかし、誰かが釘を打たなくても風船はそのうち破裂するかもしれない。
とにもかくにも、我らの未来はガスタンクに握られている。
中学生くらいまでそんな事を真剣に考えていた。
今でもガスタンクを見ると、なんだか気になる。