きたのみね森の中を散歩していたら、汗だくになってもの凄い勢いで木を切っている木こりにあった。とにかく鬼気迫る表情で、大慌てでのこぎりを引いている。よく見ると、労力の割にあまり木が切れていない。それもそのはず、歯がボロボロになっているではありませんか。そこで一つ、木こりに聞いた。「そのノコギリの刃、研いだ方がいいんじゃないですか?」木こりは疲れ切った声で、こう答えた。「そんな暇はないんだよ…。」