「理想の奥さん」とはどんな人を指すんだろうか。
誰にとって理想なのか。
目の前のパートナー?
世間一般でいう、嫁とはこういう生き物である、という定説か?
女は3歩下がって歩くくらいがちょうどいいというのは誰が決めたんだ?
と、いつもこの2人のレッスンに居させてもらうと、我が家は?と立ち返るきっかけになる。
だからつい女性側の目線で書いてしまうことを許してほしい。
彼にとって最良の妻でありたい、その気持ちが
どうも何かのフィルターに引っかかっている気がする。
ありたい、が「思われたい」に変換されてしまう。
もうすでに満点の妻なのに
自分の目に“世間体”という眼鏡がかかってしまっていて
ストレートに受け取れないときがある。
いや、世間体じゃないな。
自分が思い描く理想像だ。
こうすればいいのでは?と辿り着いた女性像かもしれない。
男らしいとか女らしいというのは、外から見た雰囲気だけで決まるものじゃない。
固定値じゃないのだ。
つまり、男女間で変化するバランスが存在している。
お互いの言動ひとつで、そのバランスは変わる。
その都度変わる。
一定である必要もないし、ましてや、他人と同じバランスであるわけがない。
女が皆、つつましやかでおしとやかだったら、この世は崩壊する。
女性は元来、生命力が強い生き物なのだ。
けれど、心許せる男(ひと)の前では女でいたい。
それをお互いが理解するだけで、最良バランスが保たれる。
女らしくありたいのなら、相手を男として立てればいい。
男も然り。
きちんと女として扱っていれば、男が立つ。
そこに遠慮はいらない。
遠慮するのが女じゃないし、ドンと前に出るのが男でもない。
合わせたり、合わせてもらったり、お互いがお互いの欲求を知る。
これぞ嶋田夫妻、なバランスが完成する。
(初回レポ)嶋田智和・佑紀夫妻/ずっとずっと大好きなんだもん