今誰が歌ったんでしたっけ？
歌い終わると、それは自分ではなかったかのように
「こんな感じ？」とどこか遠いところから問いかけてくる。
歌はうまい。
しっかり声も出る。
だけど、自分と切り離している。
それが自分であることを知っている。
知っているがゆえ、まっすぐ見ると、
見たことのない何かが出てきそうな予感。
もし彼女が、普通のボーカルスクールの発表会LIVEに出ていたら
何を感じるでもなく、ただただ時間が過ぎていただろう。
うまい下手ではない。
もう、その次元の話をする必要はないから。
だからこそ、次の一歩は怖い。
未知の世界への突入。
それまで自分が使っていたエネルギー量以上のものを
歌にこめていかなくてはいけない世界。
ただそれは、力を入れろということではなく、
集中しようということ。
歌うことに集中するのではなく、
届けることに集中する。
そう、自分の中で完結する歌は終わりなの。
届けよう、その先へ。
大地に根を張り、地球とつながった歌を、
届けていこう！
≫ 7/24 歌で自分を表現するプログラム ～lovin' me sing!!! vol.5～ 詳細