ついに彼は見放された。


話しかける人もいなければ、彼から何かを発信することもなくなった。

あまり好かれていない者同士、要は威張る仲間同士がくっつき、朗らかに協力して相乗効果を産みたいと願う仲間同士がくっついた。

部署の中で、1対9でグループが分かれた構図だ。


悪いことではない。

自業自得でもあるし、部署の9割にとっては風通しもよく、業務に邁進できる場所になった。

なぜなら、威張る人たちからの口害を受けずに済むし、彼らからの無理強いされる頼まれごともなくなったからだ。

精神衛生的に良く、時間も有効活用できる上、気の合った仲間で成果を上げるという同じ方向を向けるからだ。


彼らは、今まで、在宅勤務ばかりで会社でしか出来ない業務は、部署のメンバーに押し付けてきた。

相手が忙しいかどうかは関係なくだ。

そのせいで、予期せぬ残業になったこともあった。

押し付けられ側の鬱憤もたまり、厄介な人たちと困っていた。

おまけに、彼らの上長がマネージメント力があまりなく、野放しになっていたことも、威張る人たちを助長させた。

が、上長も交代し、監視の目ができたのだ。


残念なことに、彼らが悔い改めることはなく、いまだに、9割に対して威張っている。

が、9割は、まったく相手にしていない。

さて、本当に切羽詰まっていくのはどちらの側だろうか。