あなたが言った



この恋が最後の失恋だと







引力に従って



この恋を選んだ私




繋いだ手に未来を信じて



抱きしめる腕に温もりを感じて




少しずつ



少しずつ大きくなった



あなたへの気持ち





暗がりの奥深くで



動けないでいたあたしを



その手で



その言葉で



その腕で引き上げたあなた






それなのに





傍に居る恋人を結局は愛していると言うあなた






160㌔かなたのあたしには





あなたを癒すことも



あなたを笑わすことも



すぐには出来ない





もどかしい気持ちと



それでもと願う気持ちと







あなたが好きと言うただ一つの感情が



この胸を苦しめるのです