『オウガ』ストーリー 09 | パク・ヨンウ☆だぁ~い好き(*^^*)  

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パク・ヨンウ氏にぞっこんの
ハギのブログです。
出演作品を通して、
彼の魅力を徹底分析しましょ♪       

ハンス、絶体絶命のピンチから、続きです。

 

夜が明けて、やっとハンスは目を覚ましました。

頭がズキズキ痛むのをこらえて、起き上がります。

 

そしてひとつずつ、ナヨンの話を思い出すのです。

 

(ナヨン) 見たのよ、あの夜。

(ハンス) あの三人が覆面をしてたって?

 

(ナヨン) 弟さんがいなくなって、必死で探してたわ。大好きだったのよ。ハンスさんの弟のことが。アパートの人たちは、ハンスさんの弟のこと、大好きだった。ひょっとして、そこに理由があるんじゃないかしら。

 

(ナヨン) 助けてくれってメッセージ、変じゃない?

 

(ハンス) この家で、人が死んだって言っただろう?

(ナヨン) 大丈夫よ。今は。

 

ハンスは、ナヨンの家にやってきました。

(ナヨン) あの部屋で人が死んだの。

ナヨンがそう言った、テープで封をした部屋の前です。

 

(ナヨン) どうしてハンスさんに連絡してこないのかしら。

(ナヨン) ハンスさんの弟は、どこにいるのかしら。

 

ハンスが扉のテープをはがしていきます。

 

(ナヨン) 弟さんをみつけてあげなきゃ。

 

テープをはがして部屋に入ると、部屋には強烈な悪臭が満ちていました。

 

壁に飾られた、ナヨンと見知らぬ男の結婚写真。

 

本棚の奥には、屋外用の大きなゴミ箱。

強烈な臭いにむせながら、ゴミ箱のふたを開けて中を見たハンスは、ひどい吐き気に襲われました。

 

ハンス)うえーっ、ぐえーっ・・・

 

(ナヨン) 夫が暴力をふるって、とうとう妻が夫を殺したそうよ。

(ナヨン) みんな、足りないところがある人たちよ。寂しくて傷つき、傷ついて孤独な。欠けていて孤独な人間たち。そういう人たちは、自分たちの足りないところを補ってくれる何かをみつけると、狂ったように依存するのよ。後先を考えもせず。狂ったように。

(ナヨン) 好きだったわ。アパートの人たちは、ハンスさんの弟が大好きだった。ひょっとして、そこに理由があるんじゃないかしら。

 

ナヨンの家から出ると、廊下にソンニョが待っていました。

 

ソンニョ) 違う。私じゃないわ。私がやったんじゃないわ。ごめんね、ハンチョルさん。

 

ソンニョの目には、ハンスがハンチョルに見えているようです。

 

ソンニョ) こ、これ。ハンチョルさんのものでしょう。

そう言って、手帳と時計をハンスの手に握らせました。

 

ソンニョ) 私は嫌だって言ったのに。この部屋の女が、あの女が・・・全部やらせたのよ。

 

ハンスがナヨンの家に入ってから、ずっと、とても悲しいBGMが流れています。。。

 

ソンニョ) 行かないで、行かないで、行かないでーーーっ

ソンニョが引き留めようとするのを振り切って、ハンスが去ろうとすると、ソンニョは首にかけた鍵を取り出しました。

「これなぁんだ」と言わんばかりに。

 

そうしてハンスを、どこかへ連れて行こうとするのです。

 

そこへ、ナヨンから電話がかかってきました。

 

ナヨンの告白で、すべての真実が、明らかに。