『ワンス』コメンタリーより その8(最終回) | パク・ヨンウ☆だぁ~い好き(*^^*)  

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パク・ヨンウ氏にぞっこんの
ハギのブログです。
出演作品を通して、
彼の魅力を徹底分析しましょ♪       

「とても胸の痛むシーン(監督)」から、続きです。

「社長の登場です。ドンイルさんが最初に撮影したシーンで、ちょっとお酒が入ってます。酔いが回っているのに、そうは見えないでしょう。上手い演技でしょう(監督)」

 

「私はこのシーン、とっても笑えます(ボヨン)」

「笑いを誘いながらも名シーンですよね。観客の反応も二分されたようです。面白く見てくださった人と、感動したという人と(ヨンウ)」

 

「私自身は、あまり深刻になりすぎないようにと考えました。真面目なシーンですが、笑いの要素も少し入れたかった(監督)」

 

「この場面では観客のみなさんから、ええーっどうしてぇって声が漏れてましたね(ヨンウ)」

 

さあ、いよいよクライマックスです!

 

 

「このシーン、ボングは、よもや山田が一人で来ると思っていなかったはずなのに、余裕綽々に見えはしないかと心配してました(ヨンウ)」

 

「シナリオで設定されていた舞台は製材所ではなくて、もっと閉鎖的な空間だったんですよ。それがこの製材所に変わりました。また、春子も二人の間でボングを助けるような活躍をさせたかったのですが、短い撮影期間の中で調整がつかず、このシーンにおける春子の比重が下がってしまった。そういう、残念な思いが残るクライマックスです。それもあって、最後にもう一度春子に歌を歌わせるシーンを作りました。一番盛り上がるシーンで春子を活躍させられなくてごめんなさい。(監督)」

「わかってあげてよね、春子さん(ヨンウ)」

「私は・・・ 京城『初の』ジャズ歌手って肩書にしてくださればよかったのに、と思ってます(ボヨン)」(「最高の」歌手じゃなくてっていう意味だと思います、ハギ)

「実際のところ、ジャズ歌手でもないんだよ。ボングが言ったでしょう(監督)」

「演歌だってね(笑、ヨンウ)」

 

 

「8月15日解放の瞬間は、実際にはこんなに劇的なかんじじゃなくて、一般市民は数日経ってから学校の先生に聞いて知ったぐらいだったそうですが、

金塊を前にして、解放されたことも知らずに二人の主役が力の限り闘うという設定が非常に気に入って、象徴的に描いてみました(監督)」

 

「では、実際のは8月15日には、戦争が終わったことも知らずに淡々と日常生活を続けていた人も多かったってことですね(ヨンウ)」

「そうです。また、反対に、自分は日本人だと思っている子供たちは、日本が戦争に負けたと聞いてずいぶん泣いたようですよ(監督)」

 

「当時の現実はそんなふうに、庶民の反応は様々だったのですが、面白いことに、このシーン、エキストラのみなさんに大変苦労してもらったこのシーンの撮影では、これだけ多くのエキストラの人たちが全くひとことの不満も漏らさず楽しそうに演じてくださいました。200mほどある道を万歳を叫びながら走るシーンですが、10テイク撮りましたから合計2kmですよね。それを見て、ああ、やっぱり(今の)韓国人にとっての光復(解放、終戦のこと)は、こうでなければいけないんだなと思いましたね(監督)」

 

「ほとんどの方が、社長は死んでしまったと思われたでしょうが、実は助かっていた、というストーリーですが、一部には、社長はあのまま死んでしまった方がよかったという意見もあります(監督)」

「私はハッピーエンドの方が断然いいと思いますけどね(ヨンウ)」

「そうでしょう(監督)」

 

「釜山にある製材所で撮影しましたが、12月で寒かったですね(監督)」

「はい、このシーンを撮ったときが一番寒かったですね(ヨンウ)」

 

「ボングが本当に独立運動家なのかって聞いてくる人もいますよ、まれにだけど(監督)」

「伝わらなかったってことですかね(ヨンウ)」

「ええ。(視聴者に向かって)ボングは間違いなく独立運動家ですよ。独立のために<詐欺>活動をしてたんです(監督)」

 

「私はボングというキャラクターを、独立運動家であるか否かという視点ではなく、一種の無政府主義者というか、誰の立場についても客観的に判断できる、そういうところがボングの魅力だと思っていました(ヨンウ)」

 

 

「さあ、いよいよ本当のラストです。一言ずつどうぞ(監督)」

 

「一生懸命撮ったのにカットされてしまうシーンは、いつもながら残念でなりません(ヨンウ)」

「私は本当にとても楽しんで撮影させてもらいました。ラストも修正してもらって素敵になったし(ボヨン)」

 

「自分のセリフでなんですけど、ボングが最後に「世の中ずいぶん変わったね」って言うでしょう。あのセリフはじつに魅力的だと思うんですよね。世の中は結局そんなふうに回っていく、繰り返していくってことですよね(ヨンウ)」

 

「春子の歌のシーンが長すぎるという指摘をされる方も少なくないのですが、最初の曲では春子というキャラクターを説明し、次の曲でこの映画の主題を伝え、最後のこの曲では時代の流れを感じていただければと思っています。映画の冒頭では京城と呼んでいた街がラストではソウルと呼ばれる、そんな時代の変化を、感じていただきたいと思っています(監督)」

 

「平和を感じられるシーンでしょ。不安な平和ではありますが(監督)」

「不安な平和、それがまた魅力的ですよ、不安な平和(ヨンウ)」

 

「そして、エンディングロール。ヨンウさんの歌声が流れます。映画館ではエンディングロールが全部流れた後に電気を点けてくれたらいいのにと思いますよ。そうでないと観客がエンディングロールを見てくれない(監督)」

 

「お疲れさまでした。また機会があれば、ご一緒させてください(ヨンウ)」