やっとチャンスが訪れて、20インチほどの小さな画面ですが、見せていただいてきました。
東京は四ッ谷の韓国文化院。
映像資料室は、こんな↓かんじでした。
除隊して故郷へ帰る途中の列車で、ヤンチャな若者に絡まれて困っている女性を助けたことからやくざの道に足を踏み入れてしまうことになったマクトン(ハン・ソッキュ)。
彼の夢は家族で小さな食堂でもやりながら、一緒に幸せに暮らすことだったのですが・・・・
マクトンの家族の状況はというと、
父親はすでに他界したもよう。
母は生活のために家政婦に出ている。
長兄は肢体不自由で、身の回りのことすら介助が必要。
次兄はお酒が入ると暴れてしまい、警察の厄介になったりしていて夫婦喧嘩が耐えないし、三兄は野菜の行商で日銭を得ている。
妹は水商売に走ってしまった。
それでも、とても仲の良い家族で、マクトンは何とかして家族の役に立ちたいと望むのですが、、、
メイキングフィルムの中で監督は、「苦しい現実の中に希望を描きたかった」みたいなコメントをしていましたが、、、う~ん、私には絶望と悲しみのやるせない映画としか・・・・
90年代の韓国社会がしっかり描かれているので、当時を知りたい人には見て損のない作品、という気はしました。
が、今のヨンウニムに尋ねたら、この映画がお薦めだ!とは、おっしゃらないような気がします。
o<")
ヨンウニム、正直は美徳に違いありませんが、この雑誌の読者に合ったお薦め映画は他にもたくさん有ったでしょう、と思わずにいれません
ま、ハギとしては、ずっと気になっていた作品が確認できて満足なんですけどね。
そしてこちら。
Mens Health の記事に、ヨンウニムの所持品として紹介された書籍と、その日本語版。
原書のタイトルは、The travelers gift。
韓国では 『폰더씨의 위대한 하루 』(ポンダーさんの偉大な一日)と訳され、日本語版では 『今日、わたしは心を決める』となっていました。
ニムの所持品は、正確にはその<実践編>で、前出日本語版の続編になります。
続編の日本語訳はどうも出ていないようで、かなり探しましたがみつかりませんでした。
『今日、わたしは心を決める』は、八方塞がりな状況で死ぬことをも考えたポンダーさんが、時空を越えて7人の賢者に会い、人生を成功に導く7つのセオリーを学ぶ、という内容で、<実践編>は、実際にそのセオリーを実践してみましょう。さあ、ノートを用意して! ってかんじのノリで進みます。
日本語版のほうだけ読んでも、ニムがどんなことに感動し、最近をどんなふうに過ごしていらっしゃるか、何となくわかるようで楽しいですよ(^.^)