どうも小夏です。


今回は3年春ver.に続き、3年夏の就活時を振り返っていくよ~もう就活しょっぱなからいろいろやらかしてたよってことを前提として言っときます。



3年生はもうこの時期になれば、サマーインターンのESや面接選考が終わり始め、だいたい参加するインターン先が決まっている人が多いと思う。友人同士と「〇〇のインターン参加するんだ~」「え、私そこ落ちた(笑)」のような会話を去年私もしていた。



正直サマーインターンの倍率はかなり高いし、落ちてもそこまで落ち込むことはない。(外資やベンチャーは話は別だけど)




私が去年出していた業界は、広告(2社)、メーカー(食品、日用品など5社ちょい)、新聞(1社)、旅行(1社)。



めちゃめちゃ少なくね?????今思うと。びっくりした。



原因としては、第一志望は食品メーカーだったんだけど、サマーインターンやってるメーカーがめっちゃ限られてたのよ。



あとこの時はビールのマーケティングプログラムやった影響で、「広告も面白そうじゃね」って思って電博も出そうと思ってたんだけど、結局やめたんごね



電通に関しては、めっちゃ課題進めるの楽しかったし、めちゃめちゃ悩み抜いて膨大な時間をアイデア考えるのに費やしてたけど、やっと終わった!って思ってもう1回課題文読み直したら見事に解釈間違えてて絶望したのと、そもそも指定されたフォーマットにどうやってパソコン上で書き込むのか最後まで分からなくて、これは受けるなって暗に言われてるんだなと思ってやめた(笑)




★就活初の面接での事件


広告業界3位の某企業のESが通過して、私は就活を始めてから初の面接選考を受けた。



これが最悪だった。



まず服装。私服可って書いてあって、「ゆーてオフィスカジュアルで来いってことやろ」って思いながら会場へ到着した私。待合室に入るとみんな本当に私服だった。特に女子は華やか~~~な服装しててその顔面も相まってきらきら感ヤヴァイ。完全に浮いた。

(広告業界は個のクリエイティビティが重視される世界だし、私みたいな服装してると社員からつまらん奴認定されそうだ)



「....ま、まあ....こういうこともありますか」と気を取り直し、グループ面接へ。


これが地獄だった。


初面接の私の横に座っていたのは、元子役(かなり有名ドラマに出ていた)だったのだ。


当然顔かわいい。服かわいい。



そして、



話すのがうますぎてやばい。




さすが芸能人。


流れるようにすらっすらすらっすら話す。どんな質問が来ても、彼女の答えには強い説得力があり、こっちが聞き入ってしまうほどだった。



しかも元子役て。。。今も芸能活動してるらしいし。。。







何で就活してるのん????!!!!!!!




もうしょっぱなからインパクト強すぎて、頭ガ――――ンてなりました。



面接官もその子に興味津々な様子で。



よりによってその子の次が私。


ガクチカについての基本的な質問に対しても全く説得力を持った答えが返せず、表情も固く、言葉はたどたどしく、隣の芸能人との素晴らしいコントラストを生み出していた。



面接官の興味なさげな様子も手に取るように伝わって、心の中で絶望していた。


せっかく練って練って書いたESもこの面接でチャラだ。悲しくなった。


他の子もすでに面接慣れしているようで笑顔ですらすら答えていた。


自分は圧倒的に実力が足りていないと痛感した日だった。



結果は火を見るよりも明らか。サイレントで落ちていた。



次に受けた広告会社は業界をかの有名な企業のグループ企業の1つであり、デジタルマーケティングを行っている会社だった。


ESが通過し、面接へ。


前回の広告会社の時とは異なり個人面接だったこともあり、非常に話しやすく雑談のような感じで面接が終わった。


結果は合格。複数日にわたるインターンへの切符を手にした。


ベンチャーとはいえ、いわゆるベンチャー的なイケイケなノリはなく、落ち着いていて論理的な人が多いのが好印象だった。


そしてのちのちこの企業から春前の早期選考で内定をもらうことになる。



★魅力的な企業との出会い


私はメーカーを5社ちょい受けて、受かったのは結局1社だけだった。


しかしその1社のインターンは参加して本当に良かったと思う。



そこは消費財を扱うメーカーだった。絶対にこれから先も必要不可欠なモノに特化していて、かつ競合他社に比べて海外展開が早くお給料も高水準というなかなかアツい会社だった。



今考えると何で面接に通ったのか不思議だ。


後で分かったことだがそこはわりと体育会系だし、そこの内定をとった知り合いもガッツがあるイケメンだったり押しが強めな女子が多い。


とにかく、人の良さが全面に出ている人事さんとやわらか~い雰囲気の中話して、心地よく終わったと思っていたら、通過していた。


サマーインターンの選考なのに、電話でフィードバックもくれて嬉しかったことを覚えている。


そこでのインターンは工場がある地方への複数日に渡って行うものだった。


これが楽しかった。


約20人の参加メンバーと数日間共にごはんを食べ、夜遅くまでチームワークをし、共に寝た。


久々に中高時代の合宿を思い出した。


朝一からラジオ体操をするという企業の慣習(?)にはちょっと驚いたが、お話する社員さんはみんなノリが良く仕事に誇りを持っていて、その姿が魅力的だった。


最初は取り扱っている商品の特性柄、ほんわかした優し気な社員が多いのかと思っていたが、関西弁でおしゃべり好きなパッション溢れる人が多かったのが印象的だ。


最終日前の夜には社員交えたみんなで飲み会をし、そのあとお酒好きな同期メンバー数人と深夜まで飲んでいた。課題が全部終わって開放的になったこともあり、およそインターンメンバーに話すべきでない話も暴露してしまうという良くないクセが出てしまった。


結局寝たのは朝方で、翌日起きた時には見事に二日酔いになっておりました。



一体なにしに行ったんだという話ですが、業界内でどんどん勢いを伸ばしている企業の商品づくりの現場を工場見学を通じてみたり、商品づくりに込める消費者への思いを社員から直接聞くことができたのは間違いなくいい機会になった。



この企業は内定者の大半がインターン参加者なこともあり、このサマーインターン参加者にも早期選考を受けるチャンスが与えられるのだが、私はなんと最大級のバカをしでかし、そのチャンスを逃してしまった。



★予想外の落とし穴


実はその企業はインターン後少しして、あるイベントを開催した。



しかし私はそこに参加できなかった、いやしなかった。



理由は??


「ん~インターン行ったし、今回はいかなくてもいいか。用事(大したもんじゃない)あるし。」


なんて理由で欠席したのである。



今年3月に別企業のイベントでばったり会ったそこのインターン参加者から聞いた話によると、インターン参加者はほぼ全員そのイベントに来ており、彼らは現在早期選考のルートに乗ってもう最終段階まで進んでいるということ。



また頭をガ―――――ンと殴られたような衝撃が走った。



実のところ、私はそのイベントには参加しなかったが、そこの冬インターンに応募していた。そして結果落ちていた。



私はその子になんとか平静を保って見せていたが、あまりにも大きな後悔に襲われていた。



つまり、私はあのイベントに参加しないという選択ミスを1つしただけで、選考ルートからあっさり外されてしまったということである。



かなり本命企業として見ていたこともあり、ショックは大きかった。


その子は追い打ちをかけるように言った。



「え?夏のインターン参加した人はそもそも冬申し込めないはずだよ。もしかして小夏ちゃん、夏行ったの忘れられてるんじゃない?人事に私が言っておこうか??」



違う。きっと忘れてなんかいない。言わなくていい。




「小夏ちゃんあのイベント来なかったじゃん?だからみんなで話してたんだよ~天下の早稲田政経様はここには興味ないのかって(笑)」



つらい。つらすぎる。。なにが天下の早稲田政経や。今打ちひしがれとるんじゃ。めちゃくちゃ行きたかったわ。



その子は内定一歩手前まで来ているらしく饒舌だった。しかも他業界だが誰もが知るビッグな企業の内定もすでに持っていることもわざわざ教えてくれた。




すべては自分が悪い。分かっているけれど。。


早期選考で落ちる可能性ももちろんあるが、そのチャンスさえ自分が手放してしまっていたということがショックだった。



まあ夏インターンの行動評価で優秀だと判断されていれば、たとえイベントに参加しなくても早期選考の案内は来ていたのかもね。



私はその子と別れたあと、どうしても思いを捨てきれず、その企業に電話をかけた。


聞いてみた。


「あのイベントに参加しないと早期選考は受けられないんでしょうか」



一瞬の間があったあと、電話口の向こうの女性はそれまでと違って急に冷たい声になって言った。



「その情報、どこから聞いたんですか」



しまったと思った。でも聞かずにはいられなかったのだ、最後の悪あがき。


何とかオブラートに包んで答えたあと、彼女から予想通りの答えが返ってきた。

そうですね、そのイベントに参加しないと早期選考にはのれないことにはなってます。と。



私とその企業の縁は切れてしまったことがここで明らかになった。



結局そこの本選考は受けなかった。受けられるはずもない。



悲しい終わり方にはなってしまったが、縁がなかったと思うようにする。


自分は体育会系でもないしグイグイ言うタイプの人間でもないので、結局合っていなかったのかもしれないね。



ほろ苦い夏の思い出。



ちゃんちゃん。