一昨年、2020年の夏の終りの事。
と言っても9月だから秋か。
僕は知人からノコギリクワガタの生まれたばかりの幼虫をもらうことになった。
僕は基本的にクワガタは幼虫やメスの採集はしない。
メスを採集するとその地域の次世代が生まれてこないからだ。
似た理由で材割りなどで幼虫も採集しない。
といえば聞こえは良いけど、単にめんどくさいだけだ(オイ)
オスは取っても良いのかよ!Σ(・□・;)
という意見については、まぁ勘弁してくださいよ~
一応、ここ数年はオスも森の中で見るだけで満足しちゃってて、
すごくでっかいの見つけた時くらいしか採集してないしさ(;^‐^A
なので、幼虫を育てようとしたことも、もう記憶の彼方(言い過ぎw)になるほど、
前にしかやっていない。
ところが、その2020年の9月に、知人の知人から
「飼ってたクワガタが気付いたら産卵してたんだけど、ウチでは飼育できない。」
「…という理由で、もらってきたんだけど、アンタ専門だろ?やるよ。」
とか何とか押し付けられた訳だ。
むぅ…(;´・ω・) 専門って言われてもなぁ…趣味程度だし、上を見ればスゲェ猛者がいっぱいいるから
僕が専門って言われるのも違うよなぁ…とか何とか思ったんだけど、
「ダメなら森に帰す。」
って言われたから、ちょいまて、幼虫だぞ死ぬぞ。
「帰す」じゃなくて「還す」になっちゃうだろ。
と、結局引き取ることになったんだ。
「成虫になったら子どもにあげるからちょうだい。」
と、そこも完璧な知人様(´;ω;`)ウッ… 色んな意味で当時はありがとうございます(笑)
幼虫は7匹。
その程度なら個別で飼育したほうが大きく育てられて良いが、個別飼育はめんどくさい。
あまり世話をしなくても自分で育つように大きいケースに発酵マットを入れて、
時々水分を補給しながら放っておくのが手っ取り早い。
僕は極力世話しない方法で幼虫を育て、翌年の夏に無事に育った5匹のクワガタを
知人の子どもにプレゼントした。
残りの2匹は一番小さかったメスと、
若干羽化不全になってしまったオスは僕がそのまま面倒を見ることにしたんだ。
1年育てた幼虫が成虫に育つとやはりうれしいものだよね。
彼らが天国に行ったのはオスが8月、メスは9月だった。
オスは動かない脚があったので個別飼育だったけど、
メスは野外で採集してきた別のオスとカップリングして卵を産んでもらった。
本当はそのつもりはなかったんだけど、情が湧いちゃって、
うちの娘も嫁に出してあげたくなったんだよね。
僕の将来の夢は可愛い娘が結婚するときに、父への手紙の朗読で大泣きすることだから
やっぱりクワガタでもちゃんとお嫁さんには出してあげたいよね~!!って思うじゃん♪
…まぁ、肝心の娘がいないのがネックなんですけどね。
んで、父への手紙は読んでくれなかったけど、しっかり卵産んでくれたので
今はその子たちを育てている所なんだ。
…はい、ここまでが前振りね(笑)
長すぎやっちゅねん!!ただの近況報告になってるじゃん(笑)
気を取り直しまして続き…
久しぶりに幼虫を育てたけど、現在3代目の飼育。
母親と父親が小さかったこともあって、どの子も小さいんだけど、
できるなら、なるべく大きく育ててあげたいよね~。
餌になるマットはショップで買ったマットを自分で発酵させて使っているけど、
可愛い子にはおいしいものを食べさせてあげたいのが心情だよね~!
幼虫にとっておいしいものとはっ!
それは菌糸のたっぷり入った 朽・ち・木☆
なので、それを与えればよい訳だ。
とはいえ、それを金で買ってホイっと与えるのもちょっとな~って思う。
何かホラ? ビックリマンチョコやドラゴンボールのカードダスをめっちゃ買う友達とかいたじゃん?
あれ、めっちゃうらやましいけど、親の金で金持ちになりやがって~!とか
ヘイト値を上げたりしてたじゃない?
なので僕はシイタケ栽培キットからシイタケを育てて、その上で菌糸をたっぷり含んだ菌床を
幼虫たちにあげようと思った訳なんだ☆
シイタケも収穫できてまさに一石二鳥♪
ちなみに健康診断で
「食物繊維が足りてないからメタボを防ぐために、もっとキノコや海藻を食べなさい。」
と言われたから、ではないよ? ホントによ? ホント…(;´・ω・)
さて、某月某日。
ワカメやひじき、きくらげなどを食べるようにしてきた僕だけど、
これって食物繊維は摂れるけどあんまりおいしくないんだよね~
んで次なるターゲットがシイタケ。
栽培キットで育ったシイタケや乾燥シイタケが次なる食材な訳だ!
元来めんどくさがりな僕は、いちいち料理するのがめんどくさくて
乾燥シイタケはポリポリそのまま食べたりしてみたんだけど、
これがなかなかうまいんだ♪
これなら収穫したシイタケもおいしいはず!(≧▽≦)
期待は膨らむよね~!
でもさすがに生シイタケを貪る勇気はなく、以前YouTubeで観たアウトドアの動画で
生シイタケを炙って食べているヤツがあったんだけど、これがまたおいしそうでね~!
僕もここ最近から乾燥シイタケをおいしいと思って食べてたから、
これも絶対やってみたいと思ってたんだ♪
…まぁ、アウトドアではないんだけどさ。
生シイタケを串にさしてキッチンで炙って食べてみる…と。
これがまたうまい!!!(≧▽≦)
もう気分はキャンプそのもの!
夕暮れてゆく山の中。昼間とは違い少し冷たい風が感じられる。
パチパチとはぜる焚火と森の匂いの中で、私は少しの野菜と肉をシイタケを串に刺し、火で炙る。
もうすぐ日が暮れる…
コーヒーを啜りながら焚火の炎を眺めつつ、都会の喧騒とは違った自然の音楽に耳を傾ける…
幻想的とも云えるこの環境に身を置くと、
私の悩みなどこの自然の前ではちっぽけなものに思えてくるのだ。
ふと物思いに耽っていると、少し焦げた匂いに現実に引き戻される。
「おっと、つい炙り過ぎてしまったか…」
独り言をつぶやきながら、私は少し焦げてしまった串焼きを口に運んだ。
んもう、世界観はこんな感じ!
そう、イメージが大事ね!
これでただのシイタケがもっとおいしくなる訳さ~!(^^♪
僕は大満足でシイタケを食していった。
・・・それから1週間ほどして、
僕はやたら体のあちこちが痒くなっていることに気が付いた。
蚊に刺された程度ではなく、もっと強い感じ。
最初は乾燥でそうなったのかと思ったけど、僕はそういうタイプの肌ではない。
アレルギーは持ってるけどその食材は食べてない。
でも何か別のものを獲得してしまったのだろうか?
それともダニとか?
いや洗濯洗剤が強すぎたことによる肌荒れか?
しかし衣服が触れていない頭部も痒い。
なんだこれ?( ;∀;)カユイ
数日我慢したが、痒みはますます強くなるばかりで治る気配はない。ヤバい。
正直夜もよく眠れないほど痒いんだ。
胸とか背中とか特に腕と足は掻き傷だらけだ。
顔には幸い症状が出てなくて見た目には大丈夫だから何とか我慢して仕事もしてたけど
こんなに痒くては体が持たない。
僕は限界がきて最寄りの皮膚科に駆け込んだ。
すると医者が診察してすぐに
「最近バーベキューとかで生シイタケとか食べませんでしたか?」
???え??? 一瞬何を言われているのかわからなかったが、
うん、確かに覚えはある。
シイタケ、とピンポイントに言われたから覚えが有りまくりだ。
だって、(イメージの)山の中で夕暮れに焚火でシイタケ等を炙って食べたのがつい最近だ。
それ以外にもメタボ対策では決してないが、乾燥シイタケをポリポリ食べまくっている。
シイタケはうまいから食べ続けられるだけなのだ。
皮膚科の先生曰く
「シイタケはよく火を通さないと皮膚炎を起こす食材、だからこの症状はシイタケ皮膚炎です。」
オゥ!シット!Σ(・□・;)
シイタケ皮膚炎!?
そんなものがあるんデスカ~!
…恐るべし、シイタケっ!
僕はすべてを理解し、シイタケに手を出すのは止めようと心に誓ったのだった。
しかしなぁ、幼虫ちゃん達はシイタケの菌糸とか平気で食べてる訳だけど、
痒くないんかな~とか心配になった。
あと、あのアウトドアの動画の男性。
彼の動画、シイタケの炙りが大分弱かったし、
彼も間違いなくシイタケ皮膚炎なってると思うけど…大丈夫かな…(;´・ω・)
シイタケ皮膚炎ツライぞ~! アトピー持ちの子の気持ちがすごくよく分かった!
もうシイタケは痒いしウマいし、大変だ。
もうシイタケ皮膚炎はコリゴリです。
かゆい
うま