まったく私生活とは関係ないのですが、やくざもの、好きなんですよね~~~~

なんでだろう??[KIZUNA]のせいかな~~昔から「極妻」とかも好きなんです。。

でも、少女マンガや、BL以外のb小説では、やくざものって読みません。

よく分からない自分の萌えです。

最近のBLコミックHITは、桜木メイ先生の、「無慈悲な男」です!!

もともと「嫌いじゃないけど」の二人がメインかぷより好きでした。

なので、最初に、「無慈悲な~」の裏表紙を読んで、’ど~しよう~かな~’でした。

でも、絵も色っぽいし、久遠~気になるな~と思って買ったら、七王さんも超セクシー且可愛くて良かったです^^

LOVELOVEで終わってうれしぃ~

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「想い芽吹くまで」

6話


 ベッドでウトウトしていると、隣の部屋のドアの開閉の音が微かだが聞こえた気がした。眠い目をこじ開けて、慶喜の無事を確認し就寝の挨拶を、とコネクティングのドアに手をかけた。
「慶喜さん、入ります。」
このドアはあちら側から鍵が掛けられるようになってはいるが、慶喜は前中を信用してか、このタイプの部屋で鍵を掛けていることはあまりなかった。
 それでもプライバシーにと一言掛けて前中はドアを開ける。
「・・・っっ!」
前中は目の前にいる予想外の人物とその光景に次の句が出てこなかった。目の前の広いベッドにはやや酔っ払った感じの忠義が腰掛けていた。そしてその両手では甘えるように、前に立ち自分の足の間に居る慶喜の細い腰を抱き寄せていた。その状態で顔だけこちらに向けていた。慶喜は顔をこちらに向けつつもその手は兄の髪に優しく触れていた。胸元はいつもより開いていて、頬もお酒のせいか蒸気しているようだった。前中の頭は一瞬真っ白になった。冷静に考えればブラコンの忠義のことだ、そんな行動をしていてもおかしくないと考えられただろうが、ついさっきまで悶々としていた今の前中には刺激が強すぎた。
まるで二人の間に情事の気だるさが漂っているように見えてしまった。頭に血がのぼり、冷静に判断できない。頭の片隅でそんなことがあるはずが無い、慶喜に惚れている自分の見方がおかしいのだ、と分かってはいるが、胸が苦しくて張り裂けそうだった。今にも忠義と慶喜の間に入って二人を引き離し、自分の下に慶喜を組み敷きたい衝動に駆られた。  それでも相手は次期三代目、前中はやっとのことで自分を踏みとどまらせた。
「あ・・お二人ともおかえりなさい。っ・・その、慶喜さんにご挨拶をと思いまして・・お邪魔だったようですね。」
まともに二人と目を合わせられずに前中が言うと、忠義がおちゃらけて言う。
「本当だぜ~ったく。せっかく兄弟の愛を確かめ合ってんのによっ。なぁ、慶?」
「兄さん・・飲み過ぎだよ。」
柔らかく嗜める慶喜の言葉を無視して忠義は続ける。
「いいんだよっ!今日は気分がいいんだから。ああ~ここに俺の子でも孕んでねぇのかな~」
と、忠義は慶喜の腰を抱きすくめて腹に頭を埋める。さすがに慶喜は兄を引き離そうとしているが、前中には二人がいちゃついているようにしか見えない。もう前中の頭からは、忠義が女好きなことや慶喜が兄に弱いこと、二人が兄弟であって、今は多分にお酒が入っている状態だろうということも吹っ飛んでいた。忠義に対する嫉妬で気が狂いそうだった。   
何も言わずに前中はドアを閉めて自室へ戻った。
前中は自室に入るなり部屋に備え付けのウィスキーをストレートで呷った。憂さ晴らしで身近なものを破壊するわけにもいかない。やりきれない気分だった。
俺は馬鹿だ・・ちょっとは慶喜さんに近いところに居る気がしていた。彼のことを分かってあげられる唯一の存在だと自分で勝手に心の何処かで思っていた。でも違った。彼の一番は何処までいってもいつも忠義さんなんだ・・。俺なんてその間に入ることもできない・・。
前中は目の前が暗く、全てが閉ざされた気がした。自分がこんなに弱い人間だとは知らなかった。
しばらくしてコンコンと静かな音がした。慶喜の部屋からだ。
「友さん、入ってもいいですか?」
 前中はグラスを前にソファーにうなだれたまま無言だった。様子を怪しんだのか心配そうに慶喜がコネクティングのドアから顔を出した。
「友さん?」
ベットサイドしか灯りがついていない薄暗い部屋に慶喜は目を凝らす。前中はソファーに座っているようだ。そのまま寝ているのだろうか返事は無い。近づいてもう一度声を掛けてみる。
「友さん、寝てるんですか?兄さんが俺のベットで寝ちゃったから、関さんに言ったら代わりに俺が兄さんの部屋で寝ることになって・・・」
近づいてそっと横に腰掛ける慶喜の身体を前中は突然力任せに押し倒していた。
「・・・!!友さんっっ!?」
前中の虚ろな瞳が感情も無く慶喜を見据える。その奥には激しい情欲の熱が秘められていた。慶喜の両手をソファーに押さえつけながら、何も言わずにゆっくりとその首筋に噛み付くように舌を這わせる。慶喜は訳が分からず目を見開いている。前中の舌がゆっくりと下に下降して行き、開いた胸元から覗く乳首を舌先で転がされた時に我に返ったように抵抗をした。
「ちょっ・・!友さん!!俺は慶喜だよっっ・・」
女と間違えていると思っているのだろう。必死に身を捩る。前中は自分の腕に更に力を込めて慶喜の腕を押さえ込んだ。もがこうとする慶喜の膝も、自分の足を乗せて押さえ込んだ。いくら体格が違うとはいえ、本当なら慶喜は自分をいつでもしとめられたはずだ。慶喜は常に服の下に獲物を潜ませている。そういう訓練も受けてきたはずだ。口の中で慶喜の乳首や慶喜の肌を味わいながら、前中は恍惚感に酔いしれ、頭の隅でそんなことを考えていた。きっとこの先も、身も心も慶喜は自分のものにならない・・自分のことに見向きもしない・・それならいっそ今この人を貪れるまで貪ってしまいたい。その間に獲物で攻撃されても良い・・。むしろこの報われない思い丸ごと一思いに消滅できたら・・この人の手で・・。前中はそんなことを考えながら、慶喜の両手を今度は慶喜の頭の上で一くくりにし、片手で掴んだ。もう逃がさないという気持ちは無い。慶喜に制されるまで存分に慶喜の身体を味わうことにしたのだ。
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「想い芽吹くまで」

五話


 夏休みも中盤に差し掛かったある夜、慶喜と前中は忠義の警護も兼ねて福岡での中国マフィアとの会合に出席していた。一日の任務は滞りなく終わり、先方を見届けたあと、慶喜は忠義と共にホテル内のレストランへ食事を取りに出かけていた。前中は、今日は忠義サイドの人間が多いからと、関から終業を言い渡されていた。せっかくの福岡の夜を楽しめということなのだろうか。
 しかし前中は何処にも行く気がせず、ホテルの自室でシャワーを浴びて、ごろりとベッドに転がっていた。
 前中の部屋は要人警護タイプのように慶喜の部屋と中でつながっているコネクティングルームだった。まだ隣に慶喜の気配は無い。前中は静かな空間で悶々と自分の思いをめぐらせていた。
前中は慶喜の思春期以来あることに悩まされていた。自分の主人である立場の慶喜に、時折欲情のような妖しい感情を抱いてしまうことだ。それは最近特に頻度を増してきているように思えた。その仕草のひとつひとつに目が釘付けになってしまう。たとえそれが銃を持つという殺伐とした動作でも、だ。いくら小奇麗な顔立ちと細身の身体をしているからといっても慶喜は男だ。慶喜から漂う見えない色気に欲情している自身に、初めは戸惑い、ショックを受けた。男を好きだったことは無く、むしろ男前なので女に不自由したことはなかった。若い時に戯れで男と寝たことはあったが、締まりがきつかったくらいでたいして良かった記憶も無い。なのに何故、慶喜を見ていると時折彼をめちゃくちゃに愛撫してその奥に自分の欲情をぶちまけたい気持ちになるのか。前中はそんな自分の気持ちを掴みかねて手当たりしだい女と寝まくったこともあった。でもその度に相手が慶喜に見えてしまい、そうでないと分かると一気に気持ちが萎えた。最近では何とか自分の気持ちを少し認められるようになって落ち着いた。女と寝ることはほとんど無く、時々行くソープで、口でしてもらう時に、女を慶喜に重ね合わせて性欲を処理する位だった。
 自分はいつの間にか慶喜に惚れている。でもこの思いはどうしようもない。もしかしたら一時的なものかもしれない。そんな微かな希望を持って日々をやり過ごしていた。近くに居れば欲望を押さえ込まなければいけないのは辛いが、傍に居られないのはもっと辛い。
 そんな矛盾した思いが前中を苦しめていた。この思いがこのまま比重を増していけば、本当に慶喜の傍には居られなくなるかもしれない。そうしたら長年付き添う者として、行き場を更に失くすような慶喜の姿が思い描かれて胸が痛くなる。
 でも、本当にそろそろ潮時かもしれない。大学を卒業したら慶喜は公私共に忠義の直属の腹心となるだろう。そうしたら俺はお払い箱だ。それまでは慶喜を傷つけないように、慶喜との時間を心に刻むように大切にしよう。少しでも彼の心に自分の影が残るように。
 前中はヤクザ者に浸りきった自分らしくない純情な思いに自嘲の笑みを浮かべた。