マレー対ジョコヴィッチ、どちらがウィンブルドン優勝? | マレー・ファン@ラブテニスワールド

マレー・ファン@ラブテニスワールド

英国テニス・ナンバーワン選手のアンディ・マレーを応援しながら、
ロンドンでの暮らしを綴るブログです♪
マレーがついに2012年ロンドン五輪で金&銀メダリストとなりました。
一緒に応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

今日はウィンブルドン決勝を初めて3Dで見ます(笑
出かけるまであと30分しかないので、だだーっと書きますね!

昨日のブログで書いたとおり、マレーの準決勝試合で
再びイギリスが燃え上がりました!

いかに国民が関心を寄せているかというと、
BBCの生中継が、テレビ界今年最高の視聴率である
9百万7千世帯を記録。

なんとイギリスの約半分の世帯が、マレーの決勝進出を
見届けたことになります。
英人気番組『Xファクター』や『コロネーションストリート』の
最高視聴率ですらこの数字には追いつきません。

BBCの番組が再放送で見れるiPlayerの視聴率も、
いまだに去年の『マレーの五輪金メダル試合
ダントツ一位を誇っているくらいですから、
いかにマレーの国民のスポーツマンとしての存在が
大きくなっているかがわかりますね。

***

ところで去年のウィンブルドン決勝にマレーが進出したときは、
まだまだ多くのテニスファンはロジャー・フェデラー支持でした。

もちろんテニスにおけるフェデラーの偉大なる功績もありますが、
ウィンブルドンのファンにとっては、
特にセンターコートのフェデラーの存在は毎年恒例であり、
彼を決勝で見るのを楽しみにしている人々がほとんどだったわけです。

でもあの最後にマレーが流した涙、そして五輪の金メダルで、
徐々に国民の気持ちがマレーに動いてきたことは
お伝えしたとおりです。

マレーも国民が自分にいよいよ大きく心が傾いていることで、
大きな自信を得ていると語っています。

「準決勝試合が今年の最高視聴率を記録したのは
 すごいことだと思うよ。

 コートに立っている間はそんなことを考える余裕もないし、
 スタジアムに来ている観客しか目に入らないからね。
 でももちろんこういった試合は世界中で放送されていて
 何千万人と言う人々が試合を見ているわけだよね。

 でもこんなことは考えないようにしているよ。

 以前も話したとおり、センターコートにもっと観客が
 入れないことが本当に残念だけど、(ヘンマン)ヒルに
 詰め込みきれないほどの人々が集まり、素晴らしい
 熱気を生み出していると聞いているよ。

 日曜日はいい天気になるそうだから、キャンプをしている
 人たちがよく眠れて、決勝で熱い応援をしてくれることを
 願ってる。
 君たちの応援こそが試合に大きな影響を与えるんだ」


マレー・ファン@ラブテニスワールド-マレー、ファンとの交流

***

ということで、いよいよ今日はマレーが歴史をかけた
ウィンブルドン2度目の決勝!
よき友人であり、ジュニア時代からのライバル、
世界ナンバーワンのノヴァク・ジョコヴィッチとの対戦です。

マレー・ファン@ラブテニスワールド-マレー対ジョコヴィッチ

今年に入りマレーは二度目のグランドスラム決勝進出、
ジョコヴィッチと対戦するのも二度目。

全豪オープン決勝ではジョコヴィッチが勝ちましたが、
芝コートでの対戦では、マレーが去年の五輪の準決勝で
ジョコヴィッチを倒しています。

さて、マレーとジョコヴィッチとは幼い頃からのマブダチ。
ライバルと言えども、大会で顔を合わせるたびに、
チーム対抗でサッカーの試合をしたりしていました。

ところがマレーをチャンピオンに変えたイヴァン・レンドルが
チームに入ってからは別です。

いくら仲がいいとはいえ、友情をコートに持ち込むことが
マレーの試合に影響する、ということで、
これまで恒例だったジョコちゃんチームとの
サッカー大会は中止となりました。

マレー・ファン@ラブテニスワールド-マレーとレンドル

このレンドルのインプットが、まさにマレーのこれまでの
「カジュアルなライバル意識」に対する変化の手助けをし、
『闘志』を加速させることになったといえますね。

マレーはこの友情の変化についてこう語っています。

「現在は二人はプロフェッショナルな友情に徹していると思う。
 若い頃はもっと仲良しだったし、今でもメッセージを送って
 テニスに関する問題や、何がスポーツにとって大事かを
 語り合ったりしているよ。でもそれ以上の関係は今はない。

 でも僕たちが引退したら、新たな関係が生まれることを
 願っているよ。
 ただ今は、非常に大きな試合で対戦しあう相手であり、
 それには大きな賭けが伴っているから、今二人が
 親友同士であるわけにはいかないんだ」


この真剣なライバル意識は、トップを目指す者にとっては
不可欠な要素でもあり、悲しい部分でもありますね(涙

でも二人の友情は消え去ったわけではなく、
いまだにメッセージは交し合っています。

ジョコヴィッチがスコットランドで休暇を取ったとき、
たまたまマレーの出身地であるダンブレーンを
通り過ぎました。

ダンブレーンの町の標識の写真をジョコちゃんが送ると、
マレーが「一体そこで何してるんだ?」と驚きのメッセージ!
ジョコちゃんはすかさず「せっかくここまで会いに来たのに
君は留守だったよ」と返事。

ああああっ、でもプロのライバル同士の友情は
許されないのですね。

もちろんマレーファンとしては、ジョコちゃんとの友情が
一時的であろうと保留になってしまうのは非常に辛いのですが、
これがマレーのテニス選手としての試練でもあるわけですね。

マレーも、ジョコヴィッチ戦で新しい戦略を練るのは
不可能と言っています。

彼のプレイは知り尽くし、お互い試合するたびに
ベストを尽くしてきました。

こうなってくると、もうどちらが生き残るか、
それだけにかかってくるわけです。

***

ということで、今日の試合の予想!

ボリス・ベッカー:マレー
ジョン・マッケンロー:マレー
リチャード・クライチェック:マレー
トレイシー・オースティン:マレー
ジョン・ロイド:ジョコヴィッチ
マルチナ・ナブラチロワ:決められない
ティム・ヘンマン:マレー
ジョナサン・オヴェレンド:マレー
サム・スミス:マレー


・・・と、過半数はマレー。

と、本当に時間切れなので、また試合後
お会いしましょう!!!!!