それが何かは分からないけれど、とにかく自分のやっていることを心から信じているんだ
デイヴ・ペルザー(Dave Pelzer、1960年 12月29日 - )は、アメリカ合衆国 の作家 。
幼い頃に実の母親に凄まじい虐待 を受けた自らの体験を赤裸々に綴ったとされる著書「"It"(それ)と呼ばれた子」で知られる。
デイヴ・ペルザーは、1960年 12月29日 にカリフォルニア州 のサンフランシスコ の南にあるデイリーシティ で、5人兄弟の次男として生まれた。
ペルザー自身の著書によると、"It"(それ)と呼ばれ、実の母親による身も凍るような虐待を受けていたという。
暴力 や折檻の嵐にさらされ、地下室に住まわせて人間扱いせずに「それ」・「あれ」と呼ばれる。
食事も滅多に与えられない。
不衛生なまま放置する。デイヴが大きくなるにつれて、母親のやり口もエスカレートしていき、命の危険にさらされる事もあった。
始めのうちはデイヴに同情的であった兄弟や父親さえも、母親に翻弄されるがままになってしまった。
そのような状況や環境の中でも彼は必死に生き延びようとしている。
そして、1973年3月5日に、彼の通う小学校の教師たちの手によって救い出された。
教師や警察 の手で保護され、恐ろしい母親の虐待から逃れ、自由の身になったデイヴ。
しかし彼の本当の試練はここからはじまったとも言える。里子 となってからは周囲に白眼視される日々。
自由になって嬉しい反面、家族に会えないもどかしさがせめぎ合う。
いじめ を受けた上、放火 の濡れ衣を着せられ教護院 送りにされてしまうこともあった。
だが献身的な里親 や支えてくれる人々のお陰で立ち直り、アメリカ空軍 への入隊を果たす。
「道に迷った少年」に別れを告げ、子供から大人へと成長する。
1995年9月に「Itと呼ばれた子」(原題:『A Child Called "It": One Child's Courage to Survive』)を出版する。この本は、大きな話題を呼ぶ。
しかし、出版した時点から、既に本の内容について細かな疑問点が指摘されていた。また、彼の家族からも批判的な発言が相次いだ。
現在は講演活動や執筆活動に力を入れている。
その後、デイヴ・ペルザーの弟で4男のリチャード・ペルザーが、「ア・ブラザーズ・ジャーニー」(原題「A Brother's Journey: Surviving a Childhood of Abuse」)を出版し、デイヴが引き取られた後に虐待されていたことを明らかにした。
また、2000年に新聞「ニューヨーク・タイムズ 」がデイヴ・ペルザーの弟にインタビューしたところ、「It"(それ)と呼ばれた子」には相当な誇張や歪曲が入っていることを明らかにした。
彼は兄のデイヴに関して、「ナイフで刺されたことは事実だが、血は一滴もでなかった」、「里親に出されたのは放火や万引きが酷かったから」と証言した。
加えて、デイヴの祖母も「あの本はフィクションとして売るべき」と発言した[2] .[3] 。


