元気でセックスライフをエンジョイするには、それなりに精力が必要である。心身の疲労や加齢で精力が減退すると、性機能が衰えセックスライフも上手くいかないので、精力剤が必要になってくる。人間は古くから精力剤を愛用しており、紀元前数千年前からすでに精力剤なるものは存在していたとされる。
精力剤といえば、薬局で売られているドリンク剤や錠剤を思い浮かべるかと思うが、もともと食べ物にも精力に効を奏するものが多く存在する。
中でも長い歴史をもつのが「旧約聖書」や「千夜一夜」にも、精力剤として登場してくるタマネギ。
だが、ヨーロッパ全体に広まったのは意外と遅く16世紀頃で、アメリカ大陸に渡ったのも16世紀になってからの事である。
日本へは19世紀後半になって入ってきたのだが、最初はほとんど注目されず、明治になってようやく本格的な栽培が始まった。
タマネギには、ビタミンCをはじめ、ビタミンB1、カリウム、マグネシウムなどの栄養素が豊富に含まれていて、天然の精力剤と呼べるほど、健康に良い食べ物である。
また、ニンニクも同様に天然の精力剤の代表格であり、エジプトではすでに3000年も前から精力剤として使用されており、紀元前1300年ころのピラミッド建設に従事した労働者が、栄養食として食べていたという記録が残っている。
ニンニクには、アリシン、スコルジニン、有機ゲルマニウム、セレニウム、アリチアミン、アホエンなどの成分が含まれており、なかでもスコルジニンは、疲労物質を代謝するビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を活発にする作用も持つ。ニンニクも精力剤として大いに役立つ食べ物である。
タマネギもニンニクも、どこでも売られていて、料理の応用範囲も広く、セックスライフの強い味方は、意外に身近なところにある。
さらに江戸時代から滋養、強壮、精力増強に効く食べ物とされてきたのがヤマイモ。ヤマイモは古くから「陸のウナギ」といわれていて、一般にヌルヌルする食べ物は精力に効くといわれている。
ウナギはその代表格で強壮作用がある食べ物として広く知られており、ヤマイモもウナギと同じくヌルヌルすることから、精力を増強させ夜の生活も強くなると固く信じられてきた。
ヤマイモのヌルヌルは、ムコ多糖類とタンパク質の結びついた物質によるものであり、生殖能力を高めるアルギニンを豊富に含んでいる。同時に、アミラーゼ、ウレアーゼ、オキシターゼ、グルコシターゼ、タカラーゼポリフェラーゼなどの多彩な酵素が、体内の生合成力を高め、精力やスタミナの増強に効果を発揮する。
ヤマイモを食べることで基礎体力が強くなり、精力剤としての効果も期待でき、また、アミラーゼの効果によって一緒に食べたものも消化が促進され、さらには、美肌効果や便通をよくする効果、成人病予防効果など、さまざまな効果があるといわれている。
男性も女性もお疲れ気味の時にはヤマイモを食べてみると良い。