小学生の頃「朝の会」と「帰りの会」があった。
朝の会は、あまりよく覚えていなかったけど、1日ずつローテーションで「1分間スピーチ」というものをやっていた。
個人的には順番がまわってくるのがすごく嫌だったけど、おもしろい子のスピーチを聞くのは楽しかった。
それで、帰りの会。
今考えてみると、なんて嫌な会だったんだろうかと思う。
「やめてほしいこと」をクラス皆の前で発表するという項目があるのだ。
要は、「Aくんが掃除の時に水をかけてきました。やめてください!」というようなことを先生、クラスメイトの前で発表するというもの。
そしてAくんはみんなの前で先生に怒られる。Aくんはみんなの前で謝らされる。
発表するのは誰でもいい。1人何回言ってもいい。もちろん証拠なんて必要ない。
上記の例でいうと、Aくんが故意に水をかけたわけでなくても、Aくんは既に謝った後だとしても、それが実はBくんであったとしても、
「Aくんは水をかけた悪い人」という扱いになってしまう。
そんな「帰りの会」が毎日のように行われていた。
ある朝、かろうじて話し相手になってくれていた子と話していた。
前日私は髪の毛をバッサリ切り、しかもその髪型が気に入っていなかった。
その子にそれを嘆いていた。髪の毛切ったの失敗だったなぁと。
その日、不運なことに、あの例のグループ内の子も髪の毛を切っていた。
彼女は前髪を少し切っただけだったが、本人は気に入っていなかった様子だった。
でも私は機嫌をとるためか、彼女が一人でいるときに「似合ってるよ!かわいい^^」と言った。
本人は「ありがとう…」と言って目を合わせず去って行った。
私と話しているところをグループの子に見られたくなかったんだと思う。
その日の帰りの会。
あの転入生「TeaさんがNさんの髪型を変だと悪口を言っていました。かわいそうなのでやめてくださーい」
…?!
私はNさんの髪型を変だと言っていない。もちろん、そう思ってもいない。
でも、こういうのは言ったもん勝ち。私は先生から怒られた。
納得のいかない私は、反論した。
「私はNさんの髪型を変だなんて言ってません。
私は自分の髪型を”失敗したなぁ”と言ったけど、それは私の髪型のことです。
Nさんの髪型は変だと思いません!!!」
でも、先生はそれを信じるはずがない。
苗字呼び捨てで、うそをつくなとか、素直に認めないとか、そういうことを言われた。
私は半泣きだった。いや、すでに泣いていたかもしれない。
それでも誰にも信じてもらえなかった。
謝るまで、席に座れないという変なルールのもと、私はずっと立たされていた。
ここで「ごめんね」と言えばすぐに済んだのかもしれないが、そこは譲れなかった。
その日、どうやって事が済んだのかは覚えていない。
でも、すごく…ものすごく嫌な気分だった。
そういうことが何度もあった。
彼女たちはありもしないことをでっちあげ、私を帰りの会で責め立てた。
そしてだんだん、私は担任にも嫌われてしまったのだ。
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