今思えば片思いのほうが幸せだった気がする 相手に自分のことを認めてほしいとか 好きなんだから自分のことも好きになってほしいとか思わなかった
ただ 見てるだけで良かったのに・・・・


いつも 何かにつけて隣にいる人がいる 例えば会社での 昼食時間
気がつけば隣の席にいる。人事異動の度にある歓迎会や送別会での飲み会の席でも いつの間にか隣にいて私の仲の良い人たちのなかにいる (あれ 彼って 彼女達と仲良かったっけ?)と 何度か思っていた時  会社の忘年会があった 私は仕事が終わらなくて遅れていくことになってしまった。
あまりにも遅くなってしまったので 出席できないなぁと思い 間に合わない事を 連絡すると断念そうに友人が(新年会はあんたを主役にして盛大にするからね)と励ましてくれた それから一時間後やっと仕事も片付き 帰ろうとすると 何かにつけ隣にいる彼が 缶ビールとコンビニで買ってきたであろうおつまみをもって ドアの前に立っていた (残念だったなぁ 今日はこれなくて)と言いながら私の前に立ち (今から二人で忘年会だ)云い終わらないうちにビールを開け 独りで乾杯のポーズ   もう酔ってるのかぁ? やっと帰れると思ったのに なんで今から二人で飲むのよ!
「ねぇ もう今日は帰ろう。」と云うと お酒のせいで少し顔の赤くなった彼が
手招きをして 私をデスクの向かいに座らせ 自分は小学生が職員室の先生の前に立たされた子供のように直立不動で 手だけはポッケに入れたり出したり いつもはスマートな彼が以外と子供っぽいので笑いをこらえていると「俺がお前のことずっと好きだったの知ってた?」
????  えっ    好き???だった??    えっ  これって告白
 
それまで 仲間だと思っていた彼が 急に異性として見えてきた 
それから彼を見るたびドキドキして 昼食時間もいつのまにか隣にいる彼にドキドキ 食事ものどを通らず 一週間に5キロも体重が落ちるほどドキドキして 友人からどこか体の具合が悪いんじゃないのとまで言われて  

はぁ・・・・・・・
「好きだ」と言われた瞬間から 女は恋におち  独り占めが始まる 他の
女性と話はしないで 誰も見ないで 私だけみてて。



と 思ったのだけど  この頃の私も子供だったなぁ
初恋は ただ彼の姿を見れただけで一日が幸せでいられた 話をすることができたら
ドキドキが止まらない    ただそれだけで毎日が幸せだった。 相手に自分を見てほしい 自分だけ見ててほしなんて思わなかった 本当にかわいい片思いだった
でも 年頃になると それなりの恋愛をして 相手を独り占めしたくなることを覚えた
お願い 私以外の女性と話しはしないで、  わがままな言葉が口から出そうになる。
でも それを彼に云うと重たい女 うざい女だと思われたくなくて ニコニコしながら
彼等の話が終わるのを待っている。 (早くやめて)心の中で叫びながら 
たぶん この頃の私は 自分に自信がなくて あいてを信頼してなくて ただ好きという
気持ちだけが前を歩いてて ついていけなかったんだと思う 
若かったなぁ


何回か N君に 
人から貰ってばかりじゃなくて
自分で買ってきたおやつを 周りの人達にも
どうぞって おすそ分けしなさいよ と
まるで 5歳児にでも言うように言ってきた私
数日後 昼食も終わり一息ついていると

Aさん ワッフルどう思いますはてなマーク

はてなマークワッフルはてなマークくれると言うのかはてなマーク でも
お昼も済んだし お腹も一杯だったので

ありがとう でもお腹一杯なので遠慮しとくわ
と言うと  小さな声で

良かったビックリマーク

えっ 良かったはてなマーク  ちょっと 良かったって
最初からひとにあげる気も無いのに
どうはてなマークなんて 聞くのはてなマーク と寄りつめると

だってこれ 僕のお昼・・・・

じゃあ なおさら聞くなよ と なお強く言うと
あわてて 残りのワッフルを口にほおばり
そそくさとその場を立ち去るN君

あーーぁ いったいどうすれば 普通の
成年男子になるのか  っていうより
どうすれば普通の人になるのか 誰か
教えて欲しいと 強く思うこの頃です

女の子にモテタイだなんて 本当に無理
無理 無理 無理 無理 無理ーーーーーっ
と大きな声で叫びたいーーーーっ