USで展開されている10代のGLBTの自殺防止プロジェクト、
"It gets better"には沢山著名人が登場しています。

中でも、Tim Gummのストレートな言葉が刺さったので、ここで紹介します。

http://www.youtube.com/watch?v=9GGAgtq_rQc

【和訳】
ティム・ガンです。
ゲイやレズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー、
そして性的志向が定まってない若者たちにメッセージを伝えたい。
それは"状況はこれから良くなっていく"ということ。

自分の経験上、本当にそうなっていくのだけれども、
もしかしたら君たちは思っているかもしれない。
"一体全体ティム・ガンは自分たちが感じている激しい苦痛や、絶望、
そして今現在、自分の置かれている特別な状況について何を知っているんだ”と。

そこで、君たちと分かち合いたいことがある。
絶望の淵にいた17歳の頃、私は自殺を試みたことがある。
そして、その試みが成功しなくて、今ではとても幸せだということを。

しかし、私が17歳の時、私はずっと自殺について考えていた。
そしてある日、私は思った。今すぐに全ての物事を終わらせることが必要だって。

けれども、多量に薬を飲んだ夜の次の朝、目が覚めた時に、絶望から抜けだした気がしたんだ。
こんなことをしている場合じゃない、と思った。
そして、これは自分の意図したことではないと。
また、最後には人生を最初から、もう一度始めたいと心から思った。

そんな君たちを助ける事ができる人たちがいる。
一人でなんてできることじゃないんだ。
これは心の底からのもう一つのメッセージだよ。
君たちと君たちを愛する人達、
つまり、信頼できるメンターとなりうる人たちの協力が求められるんだ。

私の場合、自分を救うために深刻な手助けが必要だった。
率直に言うと、自殺未遂の結果、トレバープロジェクトの大きな支持者となったんだ。
トレバープロジェクトというのは、GLBTや性的志向が定まってない若者たちのホットラインです。
ぜひ、thetrevorproject.orgというサイトを訪れてみてください。
そして、君たちを救う手助けができる人たちを探してみてください。

個人情報は守られます。
もし君たちが自殺願望があるからと言っても、
親を巻き込んでしまうかもしれない、と恐れないでください。

私は経験から絶望を理解しているし、自暴自棄になることや絶望、
そして孤立してしまっていると感じてしまうことも、そして孤独感についても理解をしている。
私は情緒豊かで、君たちを心から気にかけているトレバープロジェクトの一員です。

だから、まずはサイトを訪れてみて、必要なら助けを求めてください。
君たちは独りじゃない。

状況はこれから良くなっていく。

約束します。

【原文】
Hi I’m Tim Gunn and I have a very important message for gay, lesbian, bisexual, transgendered and questioning youth, and that is, it gets better.

It really does and you may be thinking, what does Tim Gunn understand about my anguish, about my despair or about how I’m feeling about my particular time and place in the world right now.

Well, I’ll share with you, as a seventeen year old who was in quite a bit of despair, I.. attempted to kill myself and I’m very happy today that that attempt was unsuccessful.

But at the time, it’s all that I could contemplate. I thought, I need to end things right now and I have to tell you, when I woke up the next morning, after taking more than a hundred pills, I was in a whole other level of despair.
I thought, I shouldn’t be here! This isn’t what was meant to be! Um, I frankly just wanted to start life all over again.

There are people who can help you.
You cannot do this alone. That’s another profound message that I want to give to all of you.It really requires a collaboration between you and the people who love you, the people who you can depend upon no matter who they are as mentors.

In my case, it took a very serious intervention to help me. Um, and it was the result of the botched suicide attempt, to be blunt. I am a huge advocate for the Trevor Project, the Trevor Project is a suicide hotline for GLBT and questioning youth and please visit their website, thetrevorproject.org. Um, and seek them out.

Your, uh, identity will be protected, um, you don’t have to worry about getting your parents involved if you’re so inclined. Um, I understand the desperation, I understand, uh the despair and I understand how isolated you can feel and you have of (sighs) I get very emotional, people who really care about you and I’m included in that group.

So, reach out, get help, you’re not alone.

It will get better!

I promise. (kiss)
Ricky Martinがカミングアウトしました。

彼は自分のこれまでの人生を本にして出版しようとしているようで、
それを書く中で、今がカミングアウトする時期だと考えたようです。

アイドルとして人気があった彼としては、
全盛期にカミングアウトしない選択をしたのかな。
バレバレだとしても、声に出して言う事によって、ゲイって身近に居るんだと、
声を上げてくれたのはいいことだと思ってます。
それが自分がするかは別問題だとしても。

カミングアウトするメッセージがウェブに挙がっていたので、これを和訳して掲載します。
原文はこちら。

http://bit.ly/rmlife

ここがおかしい、等があれば連絡いたけると嬉しいです。



数ヶ月前、ぼくは自分の思い出を書き綴ろうと決心した。

ぼくが関わっていたプロジェクトは驚くべきターニングポイントへと自分の人生を向かわせたんだ。

最初のフレーズを書いた瞬間、この本は長い間、抱え続けていたものからぼくを解き放つ助けになる道具になることを確信した。

ぼく独りだけで抱え続けるには、とても重い物を書き綴るうちに、ぼくの中の真実に近づいていった。そしてこのことは、祝福に値するものだと思う。


長年の間、自分の恐れ知らずな感情が湧き出る源、ステージに立っていた。

ステージに立つことは、ぼくの魂を、ほぼ完全に満たしていた。

それは止められない悪癖だ。

音楽、ライト、そして観客の歓声はぼくが全能だとさえ、感じさせてくれた。

アドレナリンが沸き上がってきて、とてつもなく病みつきになる。

今まではこんなすばらしい気分を捨てたいと思ったことは無かったんだ。

けれども、今、知識、アイデア、悟りだったり、そんなエモーショナルな場所に「心の平穏」がぼくを引き寄せたんだ。

この瞬間、ぼくがステージに立っている時だけに感じる自由を同じ様に感じている。

ぼくはこのことを皆と分けあいたい、そう心から思っているんだ。



多くの人がこんなアドバイスをくれた。

「Ricky、それは重要なことじゃない」

「そんなことは言わなくてもいいよ」

「この業界で働いてきた年数ときみが積み上げてきたキャリアもろとも崩壊してしまうよ」

「世間がきみの真実、現実、そしてあるがままのきみを受け入れるにはまだまだ準備が出来てないよ」

などなど。

これらのアドバイスはぼくが愛している人たちからだったから、
ぼくは自分自身の真実を世間の人々に隠しながら、人生を過ごすことに決めていた。

ぼくは不安や恐れに誘惑されていたのかな。
ぼく自身を甘やかす言い訳に満ち満ちていた。

今日、ぼくが決めたことと、行動に対して責任を持つことを約束する。


もし、たとえば誰かが、「Ricky、何をきみは怖がってるの?」と尋ねたら、
ぼくはこう答えるつもりだ。

「戦争が起こっている国の通りに流れる血や、子どもの奴隷問題や、テロ、そして権力者の冷笑や信仰への誤解」って。

ぼく自身の真実?
そんなことには全然怖がってないと言いたい!

一方で、ぼくの真実はぼく自身を強さや勇気に満ち溢れさせてくれるんだ。

このことは現在、ぼくが二人の子どもを持つ父親としてとっても重要なんだ。

希望の光に満ちあふれた、
また、彼らの物事の見方が毎日新しいことを教えてくれる二人の子どもの父親としてね。

生きるためにぼく自身を騙してきたこれまでのことは、
子どもたちが生まれつき持っていた希望の光を徐々に弱めさせてしまうかもしれない。

こんなことはもうたくさんだ。

もう変わらないといけない。

5年前や10年前にするべきではなかったことが、今この瞬間にすべきことなんだ。

今日はぼくのための日だと言いたい。

ぼくのための時間であり、そして、ぼくのための瞬間なのだ。

ステージから降りて沈黙し、ずっと考えてきた数年間はぼくを強くした。

そしてこの真実はぼくにあると知らなかった、感情に立ち向かう力を与えてくれたんだ。

これから何が起こるのだろう?

そんなことは重要じゃない。

ぼくはこの瞬間に何が起こるかに集中できるんだ。

「幸せ」という言葉は、今日からぼくに取っては新しい意味を持つようになった。

それはとっても強烈な道のりだった。

ぼくが書き記した、全ての単語は、愛や受け入れること、
毅然とした態度や、本当に充実した気持ちから生まれ出たものなんだ。

これを書くことは、ぼくの中にある内なる平和に一歩踏み出したり、
ぼく自身の進化に欠かすことのできない一部なんだ。


ぼくはとても幸せなゲイだと胸を張って言える。

ぼく自身である事に対して、本当に幸せだと感じている。