40代・女性
親が商売をしていたため、
子供だけでの留守番が多く、
犬が欲しいとお願いして初めて飼った犬が、
黒のトイプードルでした。
犬の中でもトイプードルは頭が良く、
兄弟喧嘩をすると
兄に噛みついて助けてくれたり、
泣いていると側に座って
舐めて慰めてくれたりと
私に優しい犬でした。
また、叱った人のベッドで
おしっこしたりする犬でした。
私にとっては弟でありましたが、
犬からはかなりナメられていた為、
きっと私を下に見ていたと思います(笑)
鍵の開け方も習得し、
ジャンプしながら鍵を下にさげ、
一人でお散歩に行ったりと…
犬らしからぬ賢い子でした。
猫のように、好きな時に外に行き、
好きな時に帰ってくる、
とてもプードルとは思えない
筋肉質のプードルで、
近所で黒いプードルを飼っていたのは、
家だけだったので、
近所でも有名な犬でした。
この子が家の家族になって8年目。
帰宅すると、いつものように
一人で遊びに行ってるご様子。
いつでも家に入れるように
庭側の窓を少し開けて待っていました。
すると、兄が窓をピシャリ。
私がまた開けると、ここに座ってと
珍しく真剣な面持ちの兄。
私のショックを和らげようとしたのか?
星になった…と一言。
ポカーンとする私。
兄に促され庭に連れ出されると、
お線香を焚いた跡がありました。
いつものように一人でお散歩に行った際、
車に跳ねられてしまったとのことでした。
黒いプードルが轢かれてなくなっているけど、
お宅の犬じゃない?
と近所の方が教えに来てくれたそうで、
兄が引き取りに行ってくれました。
私が目の当たりにする前に埋めたそうで、
喧嘩ばかりしていた兄ですが、
その優しさに感謝しました。
それから、暫く立ち直れず、
もう犬は飼うまい。
そう思いました。