ごく自然に
不安というものは、自分が作り出した幻想
けれど侮りがたく
いつの間にか、自分の周りを取り囲み
前後左右、自分がどこに居て、どうしているのかさえ分からなくなるほどに
真っ暗な闇を連れてきます
けれど、考えたいのは
全て、自分が作り出しているということ。
そして見方を変えれば、いいということ。
ある人が
「目の前にあるものは、本当に壁かどうか、確かめるべきだ
あなたの前にあるものは、扉かもしれないのだから」
と言った。
立ちはだかっているから、壁という考えだと
乗り越えることしか考えられず
もしも扉ならば、開けばいいのだから
クリスマスパーティの話の続きになります。
長くなったので、分割しました。
ツリーの広場までがクリスマスイベントだと思っていたけれど
某所で、違うことを知り
かなりラッキーだったナオキは
回想をすばやくロックして、寧々さんのある発言に注目しました。

ネネさんは、3年生
永遠の高校3年生。
十羽野高校に3年間通っています。
げんじつの高校生なら、パーティ?はぁ?受験だ、受験!と
ヒィヒィ言ってるんだと思うんだけど
そこはとわの市。考えなくてよろしいの
心の奥にしまった言葉
俺はこの秋に引っ越してきたから、分からないんだけど
去年も、その前も、この学校はパーティーしてたのかな
ネネさん、今年初参加、かな?
以前、ネネさんが言ってたこんなことを思い出した

多分、多分だけど
今までのネネさんは、バイトとかしたり、友達と遊んだりして
クリスマスを過ごしていたんだと思う
残酷だなぁって、人事・恋人が出来た余裕から出たわけじゃなく
クリスマスムードで、町を行きかうカップルを客観的に見ながらも
ネネさん自身が、感じていたこと、なんじゃないかって。
大人になれば、仕事だったり、意地だったりで
理由をつけて、一人で過ごさないことも出来るけれど
なんか、ネネさんは、違うというか。
ツリーの広場に来て
その思いが確信へと近づく。

いつから?とは無粋なことを聞かなかった直樹は
褒めてやりたい。
まぁ、相変わらず子どもっぽいですが。
お前、自分のために彼女が綺麗に、大人っぽく、艶っぽくなってるというのに
何を拗ねてんだ、バカ!!!
ネネさん、殴っていいよw
このツリーの広場は、今年できたものじゃないらしい
去年の血塗られたクリスマスを知ってる人が
ここあったって、言ってたから
多分、毎年、ツリーを作って、ライトをつけてるんだと思うんだ
俺と、付き合ってから、というよりも
ここを通るたび、毎年、思ってたのかもしれないな
淡い夢が
高校生なって、恋愛と言うものを、肌で感じるようになって
さらに濃く深くなったんじゃないかな
けれど、現実のものにはならなかったんだと思う
今日までは。
ネネさんは、時々不安になるらしい
時々じゃなく、いつもかもしれない
大人なフリをしているけれど
あくまでフリだと思う
夢に描いていた彼氏よりも、もっとステキで可愛い彼氏と
一緒に過ごせて幸せだと言ってくれた
反面
「あなたが、ステキな男性になったとき、私はそばに居るのかな?」
って。
これが、本心だと思う
時々垣間見る
彼女の、本音。
ネネさんは、キスをしたあと
「独り占めしたくなっちゃった」
って言ってくれる
けど本当は
「独り占めしたい」
って、言ってほしい、思ってほしいってこと、なんじゃないかなと。
自分のしてほしいこと、言ってほしいことを
言ってしまうのって、分かる気がする。
以前、手紙で書いた内容に嘘はないけど
やっぱり自分が不安で、子どもだから、言ったんだと思う。
直樹はネネさんが望むような、ステキな彼氏に近づけてる気がする。
今なら、あの時言えなかった言葉を言える。
「ずっと」って言葉も
過去に囚われていた直樹は
ネネさんのおかげで、静かに前を見つめられた
ネネさんの言葉で、歩き始めた
ネネさんの手を取って。
ネネさんは、まだ過去に
昔好きだった人の面影を、過ぎらせてしまう?
それが嫌なんじゃないよ、嫉妬ももう生まれない。
時々試してくるような会話を、もしまたされても、大丈夫
笑って流せると思う。
そして
「大丈夫。俺はずっと、そばにいるよ?」って
笑顔で言える。
何度聞かれても、そのたび、何度だって笑顔で
「何度も会いたいって、うっとうしい女って思われるよね」ってネネさんは言うけれど
一度だって思ったことはないし
何度も会いたいのは、こちらも同じ。
小さな夢かもしれないけれど
自分の大切な人の夢が叶う瞬間に
そばに居れたことを、本当に感謝します。
ネネさんにも、同じ事を感じてもらえる日が
早く来ればいいな。
“恋人”が出来たから、他と比べて余裕が生まれた
そんな浅いものじゃなくて
誰かを愛して、そしてその人からも愛されてることを
心から実感したから
変われた
全て、たった一人の
ネネさんのおかげ
なんですよね
なんか、いっぱい教わってるなぁ
過去は無駄じゃなかったんだなと思える日が
げんじつでも、早くくればいいな

何を仰る
俺があっためるよ
今ならこう返せるかな

そしてほのかに、プロポーズされました
求婚は男の仕事とはもう言いません
告白も、プロポーズも
何度だってしていいんだから
あなたへの愛は
泉のように湧き出し、溢れ、広がるのだから

俺とネネさんに、いいことしか起きないから
安心してください
お休み
いい夢を