ある先輩キャバ嬢さんがいいました。
「キャバ嬢はエンターテナー。お客さんを楽しませるのが仕事。そのためだったなんでもする。」
確かにそうだと思います。
キャバクラに来る人はさまざまなお客さんがいます。
接待できている人。
口説きに来ている人。
下心無しできている人なんてほとんどいないですけど。
お客さんにはさまざまなタイプの人がいます。
だから、お客さんが望んでいる娘になろうとします。
本当の自分押し殺して、キャラ作って、いろんなタイプの嬢を演じます。
ほんとうのさくらはすっごい根暗です。人見知りします。人と目を合わせてしゃべるのが苦手です。
コミュニケーションが煩わしく感じることのほうが多いです。夏休みは、引き籠もってます。
そんさくらに、この前の日記で書いた、Aさんがいいました。
「いつになったら、本当のさくらちゃんにあえるかな」
キャバ嬢として、
「Aさんの前だったら、いつでも素だよー。ってゆっかAさんの前でしかこんなさくら、みせれないし、てゆっか接客してないし、しろよって感じだよねーごめんねー。」
とか適当に誤魔化せばよかったのかもしれないけど、さくらはできなかった。
本当の自分を見透かされたことはキャバ嬢として失格。
でも、どこかで本当の自分を見つけてくれたことに安心しているさくらがいました。