第13章-練習…?-
今日は試合前日の最後の練習、テスト前の休日だから活動してる部活も少なく俺が助っ人としているテニス部、他の2つくらいが活動している感じだった
怜「今日はとりあえず、純とのフォーメーション確認したいんだけど、そんな感じの練習出来る?」
純「んーフォーメーションを基準とした練習はしないけど、試合形式は多くやるつもりだからそれでいいかな」
純は練習の書かれたメモを見ながら俺に告げた
怜「あぁ、うん、それで構わないよ」
俺達は早速練習に取り掛かり最初から試合形式をやるわけではなく基本練習をそのまま何の問題もなく練習を続けた
純「おーし、じゃ一旦休憩したあとに試合形式で練習開始するからペアごとに話し合いとかしてて。」
純が休憩の合図をするとペアごとにコートに向かい乱打をするペア、話し合いをするペアとわかれた
怜「うーん、どうもなんかしっくりこないんだよな。俺と純のペアって。何が悪いとかそういうわけじゃないんだけどさ」
俺はゆっくり純の方へと歩きながら、練習中に感じた違和感を伝えた
純「あー。そうだろうね。俺が後衛やるの久しぶりだし」
怜「純って中学んとき後衛じゃなかった?」純「中学んときはね、高校入ってからは先輩との都合で前衛やってたから」
怜「なるほど…んじゃちょっと試したいことあるんだけどいいかな」
俺は中学時代に試したいことがあったのを思い出せば純に相談してみた
純「そういうのも有りだね。サインプレーからの動きにしてみようか」
怜「サインプレー…か」
純「あ、やば。そろそろ休憩終わるよー。まずは俺と怜ペアが第一コート入るから後はいつも通りのローテーションで。」
純が指示をすると各自の取るべき行動するも俺はよくわからないから純についていった
純「んじゃ、とりあえずは5ゲームで」
試合形式が始まり苦戦しつつも1回目は何とか勝つ寸前のとこまでいったが、俺のミスで追い付かれかけていた。つか何かさっきから見られてる気がするなぁ
怜「わりぃ…なんか変なミス多いや…」
純「ん、まぁ気にしないでいいよ。相手が結構キツいコース狙ってるし……あ、危ない」怜「そうなのかな?あ?………」
なぜか硬式テニスボールが飛んできて俺の頭に直撃したらしく俺はそのまま倒れ打ち所が悪かったのか気絶した。
純「ちょっと怜を保健室運ぶからみんなは練習続けてて、運んだら俺はすぐ戻る」
怜「……あれ…俺どうしたんだっけ…つか頭痛い…」
俺はあたりをきょろきょろ見渡した…
怜「んー保健室か…俺、気絶しちゃったのかな?」
?「あ、起きた…。大丈夫?」
保健室のドアが開き女性特有の高い声が聞こえると俺は女性の方をじっと見つめた
?「あ…えっと…学校に忘れ物とりきたら相馬くんに見ててって頼まれたの。私、保険委員だから…」
俺はその女性を思い出せずじっと見つめていると漸く思いだした
怜「柊、雪奈か」
俺のクラス成績トップだけど、物静かな子で余り目立たないから忘れてたなぁ…
雪「うん?…あ、そうだ…この前は有難う」怜「ん?俺なんかお礼を言われるようなことした?」
俺は柊との関わりがほとんど…というか話したことすらないから思い当たることがなかった
雪「やっぱり…分からないよね…。駅前で不良に絡まれていた所を来栖くんと神津くんに助けて貰ったんだけど…」
怜「えぇ!?あんときの女の子?眼鏡一つで雰囲気って変わるんだなぁ…」
俺は助けた女の子との印象を思い出しながら比べると柊の顔を思わず見つめてしまった
怜「…柊って眼鏡外してコンタクトとかにしたほうが良いと思うよ?」
雪「そうかな…?私は別にどっちでもいいから…眼鏡だったんだけど…今度コンタクトにしてみるね?」
怜「そうしてみて!あ、そろそろ頭の痛みもとれたから練習戻るわ!なんか時間使わしちゃってごめんね」
俺は力強く頷き、ふと時計に視線移すと練習の事を思い出しベッドの上から降り、柊に一言謝り保健室から出て行こうとした
雪「あ…待って」
急に柊に腕を掴まれ柊の方に向き直れば上目遣いで俺を見ていて不覚にも可愛いとか思ってしまったのは、秘密にしとこう
雪「気をつけて…ね?相馬くんに試合のときも来てって頼まれたから応援に行くから」
怜「おう。じゃ、また今度!」
俺はどう対応していいのか分からなかったから返事したあとに純達の待っているコートまで走っていった
怜「今日はとりあえず、純とのフォーメーション確認したいんだけど、そんな感じの練習出来る?」
純「んーフォーメーションを基準とした練習はしないけど、試合形式は多くやるつもりだからそれでいいかな」
純は練習の書かれたメモを見ながら俺に告げた
怜「あぁ、うん、それで構わないよ」
俺達は早速練習に取り掛かり最初から試合形式をやるわけではなく基本練習をそのまま何の問題もなく練習を続けた
純「おーし、じゃ一旦休憩したあとに試合形式で練習開始するからペアごとに話し合いとかしてて。」
純が休憩の合図をするとペアごとにコートに向かい乱打をするペア、話し合いをするペアとわかれた
怜「うーん、どうもなんかしっくりこないんだよな。俺と純のペアって。何が悪いとかそういうわけじゃないんだけどさ」
俺はゆっくり純の方へと歩きながら、練習中に感じた違和感を伝えた
純「あー。そうだろうね。俺が後衛やるの久しぶりだし」
怜「純って中学んとき後衛じゃなかった?」純「中学んときはね、高校入ってからは先輩との都合で前衛やってたから」
怜「なるほど…んじゃちょっと試したいことあるんだけどいいかな」
俺は中学時代に試したいことがあったのを思い出せば純に相談してみた
純「そういうのも有りだね。サインプレーからの動きにしてみようか」
怜「サインプレー…か」
純「あ、やば。そろそろ休憩終わるよー。まずは俺と怜ペアが第一コート入るから後はいつも通りのローテーションで。」
純が指示をすると各自の取るべき行動するも俺はよくわからないから純についていった
純「んじゃ、とりあえずは5ゲームで」
試合形式が始まり苦戦しつつも1回目は何とか勝つ寸前のとこまでいったが、俺のミスで追い付かれかけていた。つか何かさっきから見られてる気がするなぁ
怜「わりぃ…なんか変なミス多いや…」
純「ん、まぁ気にしないでいいよ。相手が結構キツいコース狙ってるし……あ、危ない」怜「そうなのかな?あ?………」
なぜか硬式テニスボールが飛んできて俺の頭に直撃したらしく俺はそのまま倒れ打ち所が悪かったのか気絶した。
純「ちょっと怜を保健室運ぶからみんなは練習続けてて、運んだら俺はすぐ戻る」
怜「……あれ…俺どうしたんだっけ…つか頭痛い…」
俺はあたりをきょろきょろ見渡した…
怜「んー保健室か…俺、気絶しちゃったのかな?」
?「あ、起きた…。大丈夫?」
保健室のドアが開き女性特有の高い声が聞こえると俺は女性の方をじっと見つめた
?「あ…えっと…学校に忘れ物とりきたら相馬くんに見ててって頼まれたの。私、保険委員だから…」
俺はその女性を思い出せずじっと見つめていると漸く思いだした
怜「柊、雪奈か」
俺のクラス成績トップだけど、物静かな子で余り目立たないから忘れてたなぁ…
雪「うん?…あ、そうだ…この前は有難う」怜「ん?俺なんかお礼を言われるようなことした?」
俺は柊との関わりがほとんど…というか話したことすらないから思い当たることがなかった
雪「やっぱり…分からないよね…。駅前で不良に絡まれていた所を来栖くんと神津くんに助けて貰ったんだけど…」
怜「えぇ!?あんときの女の子?眼鏡一つで雰囲気って変わるんだなぁ…」
俺は助けた女の子との印象を思い出しながら比べると柊の顔を思わず見つめてしまった
怜「…柊って眼鏡外してコンタクトとかにしたほうが良いと思うよ?」
雪「そうかな…?私は別にどっちでもいいから…眼鏡だったんだけど…今度コンタクトにしてみるね?」
怜「そうしてみて!あ、そろそろ頭の痛みもとれたから練習戻るわ!なんか時間使わしちゃってごめんね」
俺は力強く頷き、ふと時計に視線移すと練習の事を思い出しベッドの上から降り、柊に一言謝り保健室から出て行こうとした
雪「あ…待って」
急に柊に腕を掴まれ柊の方に向き直れば上目遣いで俺を見ていて不覚にも可愛いとか思ってしまったのは、秘密にしとこう
雪「気をつけて…ね?相馬くんに試合のときも来てって頼まれたから応援に行くから」
怜「おう。じゃ、また今度!」
俺はどう対応していいのか分からなかったから返事したあとに純達の待っているコートまで走っていった
第12章 -意外-後編-
俺はとにかく駅に向かって走っていた。
このまま駅に着けば10分くらいは待たせることにはなるけど、幸い、駅から公園まではそう時間はかからないから問題はないはずだったのに……
怜「はぁ…や…っと駅についた…電車は後…2分!なんとかなりそう」
俺は時刻板を見てほっと一息ついたが駅からのアナウンスで絶望的になった。
【只今、上り線にて人身事故発生の為、電車に遅れが出ております。お急ぎの方には大変ご迷惑をお掛けします。当駅、次の発車まで20分少々になります。】
怜「えー!?20分遅れるってことは…着くまでに少なくとも30分は遅れるよな…下手したら1時間…」
俺は直ぐに夏蓮にメールを送ろうと携帯を取りだした……
怜「なんで電池切れてるんだろうなぁ…こんなときに…有り得ねぇ…」
俺はどうしようか迷っているうちに何とか電車が来て何とか公園の手前まで着いた
怜「22時くらいまでって言ってたから…もう居ないかもなぁ…」
俺は意気消沈しながらも公園に入って行けば急に後ろから声をかけられた
夏「遅いですよ。丁度後ろを振り向いたら先輩を見つけて戻って来ましたけど…」夏蓮が少し怒ったような口調で話しかけるもどことなく嬉しそうな感じがした。勘違いかもしれないけど。
怜「ごめん…ちょっと部活に入らされて、久しぶりにテニスしたのが楽しくて…さ。」
俺は素直に謝り、俺は許して貰えるのか分からない為に俯いていた
夏「もう…先輩は時間にルーズ…というか一つの事に集中しちゃうタイプなんですね。」
怜「あー…久しぶりのテニスで楽しかったから…」
俺は自分の性格を見抜かれたような感じがして罪悪感感じながら顔を上げた
夏「先輩のバカ…寂しかったんですよ…電話も通じないし、本当に…」
そういうと夏蓮は俺にそっと抱きついてきた
怜「ごめん。夏蓮を寂しくさせるつもりはなかったんだけど…」
夏「先輩が優しいのは分かってた…つもりなんです。でもいざこういう関係になると…一緒に居られない時間が凄く寂しくなる…から…我が儘でごめんなさい」
夏蓮が今にも泣きそうな声で強く抱き締めながら俺に言った
怜「それは我が儘なんかじゃないよ、当然のことだと思うから、俺だって夏蓮と一緒に居たいから…」
夏「先輩…」
怜「一緒に居たいよ、夏蓮のこと本当に好きだから。」
夏蓮が上目遣いで俺のほうを見つめてくる…正直かなり可愛い…けど、恥ずかしいな…
夏「先ぱ…、…怜…ずっと一緒に居て下さいね?」
怜「当たり前だよ。一緒に居るから、約束するよ」
俺と夏蓮は場の流れからか、どちらからとも言えないように自然の成り行きのまま、お互い唇を重ねた。
数えられるくらいの時間経った所で、唇を離し多分俺らは顔が赤くなってた。
夏「キス…しちゃいましたね、私のファーストキスだったんですよ?」
夏蓮がくすっと笑みを浮かべながら嬉しそうに俺の顔を見つめた
怜「ファーストキス…夏蓮の…ぅ…」
俺は恥ずかしさから上手く目を合わせられず視線を逸らすように空へと向けた
夏「もうちょっと一緒に居たいんですけど…そろそろ時間だから戻らなくちゃ…」
抱きついていた夏蓮が離れれば寂しそうな声で告げると、俺は本来の目的を思い出した。
怜「あ、待った!夏蓮、誕生日おめでとう。はい、これ大したもんじゃないけど…」
俺は香水の入った袋を夏蓮に渡した。
夏「ありがとうございます。今ここで見たりして無くしたりしたら嫌なので家に着いてから見ますね?」
怜「わかった。一応割れ物だから注意してね…あとお願いが一つあるんだけどいいかな…?」
俺はダメ元で頼むつもりで夏蓮に聞いた。夏蓮は首を傾げながら俺がお願いを言うのを待っているみたいだ
怜「多分、来週の日曜になると思うんだけど…試合があるんだ、応援しにきて欲しいなぁなんて。」
夏「いいですよ?というより先輩がテニスするとこみてみたいです」
さっきは名前で呼んでくれたのにまた先輩に戻ってることに気付くと少し寂しくなったけど、俺は応援に来てくれることが素直に嬉しくなった。
そのあと俺は夏蓮を家まで送り、自分の家に戻り、早く試合の日にならないかな、とか考えつつ眠りに入った…。
END
このまま駅に着けば10分くらいは待たせることにはなるけど、幸い、駅から公園まではそう時間はかからないから問題はないはずだったのに……
怜「はぁ…や…っと駅についた…電車は後…2分!なんとかなりそう」
俺は時刻板を見てほっと一息ついたが駅からのアナウンスで絶望的になった。
【只今、上り線にて人身事故発生の為、電車に遅れが出ております。お急ぎの方には大変ご迷惑をお掛けします。当駅、次の発車まで20分少々になります。】
怜「えー!?20分遅れるってことは…着くまでに少なくとも30分は遅れるよな…下手したら1時間…」
俺は直ぐに夏蓮にメールを送ろうと携帯を取りだした……
怜「なんで電池切れてるんだろうなぁ…こんなときに…有り得ねぇ…」
俺はどうしようか迷っているうちに何とか電車が来て何とか公園の手前まで着いた
怜「22時くらいまでって言ってたから…もう居ないかもなぁ…」
俺は意気消沈しながらも公園に入って行けば急に後ろから声をかけられた
夏「遅いですよ。丁度後ろを振り向いたら先輩を見つけて戻って来ましたけど…」夏蓮が少し怒ったような口調で話しかけるもどことなく嬉しそうな感じがした。勘違いかもしれないけど。
怜「ごめん…ちょっと部活に入らされて、久しぶりにテニスしたのが楽しくて…さ。」
俺は素直に謝り、俺は許して貰えるのか分からない為に俯いていた
夏「もう…先輩は時間にルーズ…というか一つの事に集中しちゃうタイプなんですね。」
怜「あー…久しぶりのテニスで楽しかったから…」
俺は自分の性格を見抜かれたような感じがして罪悪感感じながら顔を上げた
夏「先輩のバカ…寂しかったんですよ…電話も通じないし、本当に…」
そういうと夏蓮は俺にそっと抱きついてきた
怜「ごめん。夏蓮を寂しくさせるつもりはなかったんだけど…」
夏「先輩が優しいのは分かってた…つもりなんです。でもいざこういう関係になると…一緒に居られない時間が凄く寂しくなる…から…我が儘でごめんなさい」
夏蓮が今にも泣きそうな声で強く抱き締めながら俺に言った
怜「それは我が儘なんかじゃないよ、当然のことだと思うから、俺だって夏蓮と一緒に居たいから…」
夏「先輩…」
怜「一緒に居たいよ、夏蓮のこと本当に好きだから。」
夏蓮が上目遣いで俺のほうを見つめてくる…正直かなり可愛い…けど、恥ずかしいな…
夏「先ぱ…、…怜…ずっと一緒に居て下さいね?」
怜「当たり前だよ。一緒に居るから、約束するよ」
俺と夏蓮は場の流れからか、どちらからとも言えないように自然の成り行きのまま、お互い唇を重ねた。
数えられるくらいの時間経った所で、唇を離し多分俺らは顔が赤くなってた。
夏「キス…しちゃいましたね、私のファーストキスだったんですよ?」
夏蓮がくすっと笑みを浮かべながら嬉しそうに俺の顔を見つめた
怜「ファーストキス…夏蓮の…ぅ…」
俺は恥ずかしさから上手く目を合わせられず視線を逸らすように空へと向けた
夏「もうちょっと一緒に居たいんですけど…そろそろ時間だから戻らなくちゃ…」
抱きついていた夏蓮が離れれば寂しそうな声で告げると、俺は本来の目的を思い出した。
怜「あ、待った!夏蓮、誕生日おめでとう。はい、これ大したもんじゃないけど…」
俺は香水の入った袋を夏蓮に渡した。
夏「ありがとうございます。今ここで見たりして無くしたりしたら嫌なので家に着いてから見ますね?」
怜「わかった。一応割れ物だから注意してね…あとお願いが一つあるんだけどいいかな…?」
俺はダメ元で頼むつもりで夏蓮に聞いた。夏蓮は首を傾げながら俺がお願いを言うのを待っているみたいだ
怜「多分、来週の日曜になると思うんだけど…試合があるんだ、応援しにきて欲しいなぁなんて。」
夏「いいですよ?というより先輩がテニスするとこみてみたいです」
さっきは名前で呼んでくれたのにまた先輩に戻ってることに気付くと少し寂しくなったけど、俺は応援に来てくれることが素直に嬉しくなった。
そのあと俺は夏蓮を家まで送り、自分の家に戻り、早く試合の日にならないかな、とか考えつつ眠りに入った…。
END
第12章-意外-
14日の夜に俺はプレゼントを渡す為に夏蓮と会う時間を決めようと思い電話をかけた。
怜「そういや…七夕以来、話すのなんて久しぶりかも…。メールはちょこちょこしてたけど、電話は恥ずかしかったし」
とか独り言を言ってる間に夏蓮が電話に出た
怜「あ…もしもし?来栖だけど…」
俺は恥ずかしさから少し声が高くなりながらも言い。
夏「え!あ、先輩!?ちょっと家事してて画面見ないで電話とっちゃって…今日はどうしたんですか…?」
夏蓮は忙しかったのか画面確認せず電話に出た為に俺からだと気付けば凄く驚いた声を上げた
怜「いや、別に用ってほどのことでもないんだけど、明日、夏蓮の誕生日だって聞いたからプレゼント渡したくて、時間決めようかと」
夏「なるほど…。今日は忙しくて出れそうにも無いので…明日になると思うんですけど……」
夏蓮の声が急に小さくなり迷惑だったのかなとか不安になりながら相手の言葉の続きを待った
夏「…学校の友達と誕生日パーティをする約束をしているので、あまり時間が取れないけど大丈夫ですか…?」
怜「うん、急だったしそれはしょうがないよ。何時くらいなら大丈夫そうかな?」
夏「えっと、21時くらいから1時間程度なら大丈夫だと思います」
怜「じゃあ、その時間に七夕のときの公園でいいかな?」
夏「はい、わかりました。期待して待ってますね。」
問題無く決まれば申し訳なさそうで小さかった夏蓮の声も元通りになり俺たちはおやすみと言えば電話を切った
…そのあと特にすることもなかった俺は直ぐに寝てしまった。
--翌日--
朝起きた俺は朝食の準備や、プレゼントなどを準備しいつも通り学校に行って授業を終え家に帰るはず…だったと思うんだけどなぁ…。
急にクラスメイトの相馬純に声をかけられた。
純「来栖ー!!」
怜「純か、どうしたんだよ?お前から声かけて来るのも珍しい」
俺は首を傾げながら相手のほうを向き
純「今日って暇だよな!暇じゃなくても着いてこいっ」
純はそう言えば俺の腕を掴み引っ張るようにして俺を連れてこうとした
怜「はぁ?ちょっと待てよ。どこ行くんだよ!」
純「いいからいいから、着いてくれば分かるよ」
怜「しょうがないな…」
俺は暴れてでも逃げようかと考えたけど、夏蓮にプレゼントする香水を入った鞄があるために無駄な抵抗をせず純に着いていった
純「さぁ、着いたよ!」
俺は純に連れて行かれた場所に更に疑問を抱いていた
怜「純…ここってテニス部のコート…だよな?」
純「そうだけど?まさか、テニスなんかするわけない!とか思ってないよな。ほら、ラケット」
その、まさかだったんだけどなぁ…とか思いつつ俺はラケットを受け取った
純「そうそう、理由は今年はテニス部が5人しか居なくて団体戦出れないから、あとは個人戦でも1人、ペアが足りないからさ♪」
怜「それで俺が助っ人か~なるほどねー。って!有り得ないだろ。第一俺は部員に登録されてないし試合にも出れないだろ!」
余りにも純が自信満々に告げるから一瞬納得しそうになった…。
純「登録してあるよ?直樹が良いって言ってたから。でも直前まで黙ってないと逃げちゃうから気を付けてって言ってたから黙ってただけだし」
俺は直樹絡みのことだと聞けば溜め息をついて観念したくはないが諦めが入っていた
それにテニス部の状況も知ってたし、俺らが2年になったときに後輩が入らないで先輩が引退してからは5人で活動してたってことを。
時期的にも最後の試合だろうから、しょうがないかな。
怜「まぁ…いいや、とりあえず練習して自分で力不足だと感じたら辞退はさせて貰うから」
純「あいよ~。でも多分、来栖なら平気だよ。他の連中は後から来ると思うからとりあえず始めてよう」
俺たちは練習を開始し20分もしないうちに他の4人も揃えば時間を忘れ練習に没頭していた。
純「よっし、とりあえず20時30分にもなったし今日は終わろう!」
純の掛け声で練習が終わり俺はブランクも感じていたけどそれ以上にテニスをやるのが楽しかった。
怜「純、試合のメンバーのこと何だけど…良ければ参加させて貰うよ」
俺は片付けをしている純に声をかけた。
純「ありがと~。ところで多分、来栖の携帯だと思うけど、さっき鳴ってたよ。」
怜「あ、マジで?見てくるわ」
俺は携帯を見た瞬間に焦り始めた…夏蓮との待ち合わせの時間10分前だけど夏蓮から終わったから待ってますというメールが入っていた。
俺は純に用事がやばい!と一言告げていけばメールも返さずに駅へと向かい走り出した。
第12章-意外-前編- END
怜「そういや…七夕以来、話すのなんて久しぶりかも…。メールはちょこちょこしてたけど、電話は恥ずかしかったし」
とか独り言を言ってる間に夏蓮が電話に出た
怜「あ…もしもし?来栖だけど…」
俺は恥ずかしさから少し声が高くなりながらも言い。
夏「え!あ、先輩!?ちょっと家事してて画面見ないで電話とっちゃって…今日はどうしたんですか…?」
夏蓮は忙しかったのか画面確認せず電話に出た為に俺からだと気付けば凄く驚いた声を上げた
怜「いや、別に用ってほどのことでもないんだけど、明日、夏蓮の誕生日だって聞いたからプレゼント渡したくて、時間決めようかと」
夏「なるほど…。今日は忙しくて出れそうにも無いので…明日になると思うんですけど……」
夏蓮の声が急に小さくなり迷惑だったのかなとか不安になりながら相手の言葉の続きを待った
夏「…学校の友達と誕生日パーティをする約束をしているので、あまり時間が取れないけど大丈夫ですか…?」
怜「うん、急だったしそれはしょうがないよ。何時くらいなら大丈夫そうかな?」
夏「えっと、21時くらいから1時間程度なら大丈夫だと思います」
怜「じゃあ、その時間に七夕のときの公園でいいかな?」
夏「はい、わかりました。期待して待ってますね。」
問題無く決まれば申し訳なさそうで小さかった夏蓮の声も元通りになり俺たちはおやすみと言えば電話を切った
…そのあと特にすることもなかった俺は直ぐに寝てしまった。
--翌日--
朝起きた俺は朝食の準備や、プレゼントなどを準備しいつも通り学校に行って授業を終え家に帰るはず…だったと思うんだけどなぁ…。
急にクラスメイトの相馬純に声をかけられた。
純「来栖ー!!」
怜「純か、どうしたんだよ?お前から声かけて来るのも珍しい」
俺は首を傾げながら相手のほうを向き
純「今日って暇だよな!暇じゃなくても着いてこいっ」
純はそう言えば俺の腕を掴み引っ張るようにして俺を連れてこうとした
怜「はぁ?ちょっと待てよ。どこ行くんだよ!」
純「いいからいいから、着いてくれば分かるよ」
怜「しょうがないな…」
俺は暴れてでも逃げようかと考えたけど、夏蓮にプレゼントする香水を入った鞄があるために無駄な抵抗をせず純に着いていった
純「さぁ、着いたよ!」
俺は純に連れて行かれた場所に更に疑問を抱いていた
怜「純…ここってテニス部のコート…だよな?」
純「そうだけど?まさか、テニスなんかするわけない!とか思ってないよな。ほら、ラケット」
その、まさかだったんだけどなぁ…とか思いつつ俺はラケットを受け取った
純「そうそう、理由は今年はテニス部が5人しか居なくて団体戦出れないから、あとは個人戦でも1人、ペアが足りないからさ♪」
怜「それで俺が助っ人か~なるほどねー。って!有り得ないだろ。第一俺は部員に登録されてないし試合にも出れないだろ!」
余りにも純が自信満々に告げるから一瞬納得しそうになった…。
純「登録してあるよ?直樹が良いって言ってたから。でも直前まで黙ってないと逃げちゃうから気を付けてって言ってたから黙ってただけだし」
俺は直樹絡みのことだと聞けば溜め息をついて観念したくはないが諦めが入っていた
それにテニス部の状況も知ってたし、俺らが2年になったときに後輩が入らないで先輩が引退してからは5人で活動してたってことを。
時期的にも最後の試合だろうから、しょうがないかな。
怜「まぁ…いいや、とりあえず練習して自分で力不足だと感じたら辞退はさせて貰うから」
純「あいよ~。でも多分、来栖なら平気だよ。他の連中は後から来ると思うからとりあえず始めてよう」
俺たちは練習を開始し20分もしないうちに他の4人も揃えば時間を忘れ練習に没頭していた。
純「よっし、とりあえず20時30分にもなったし今日は終わろう!」
純の掛け声で練習が終わり俺はブランクも感じていたけどそれ以上にテニスをやるのが楽しかった。
怜「純、試合のメンバーのこと何だけど…良ければ参加させて貰うよ」
俺は片付けをしている純に声をかけた。
純「ありがと~。ところで多分、来栖の携帯だと思うけど、さっき鳴ってたよ。」
怜「あ、マジで?見てくるわ」
俺は携帯を見た瞬間に焦り始めた…夏蓮との待ち合わせの時間10分前だけど夏蓮から終わったから待ってますというメールが入っていた。
俺は純に用事がやばい!と一言告げていけばメールも返さずに駅へと向かい走り出した。
第12章-意外-前編- END
