「髪食べてるって。」
君の指が顔にかかる私の髪をそっとよける。
「ありがとう。」
夏風がいたづらに私の長い髪を揺らす。
「ほら、また」
「ふふ。もういいよ。風強いから。」
「だめ。」
君の指がまたそっと髪をよける。
「邪魔だもん。」
「え?」
真っ直ぐな瞳
「オマエのくちびるはオレだけのものだから。」