本当のことをつぶやけば 眉間にしわを寄せた オーディエンスが吠える


その勢いに萎縮し 縮んだハートが 彼を呼んだ



彼は 「どうして欲しいのか?」という 質問を忘れ オーディエンスに飛びかかる



彼女はただ 声が遅れたことに 自己嫌悪を覚え 震えたままフリーズした


ただ その間動き続ける 血の音だけが生々しい・・・



そんな 血流にのって 変わらない心の声が 笹舟に包まれ流されていく




「何も 力を 加えないで・・・」と・・・




そんな出来事を境に 世界が2つに分かれた


「勢力という強さには かなわない・・・」という記憶から Mr.スミスがあふれ出した


そして彼女は それを許した



彼女は その時 唯一無二の目撃者となる



そして いずれMr.スミスの末裔が 「もう うんざりだ」と 頭を垂れて 


世界を暗闇に閉ざす時まで 窒息しないように 息をひそめて 待ち続ける何者かが 同時に生まれた



人が ノストラダムスの大予言のごとく 恐怖の大魔王の出現を


空を見上げて 見ようとした過ちに気付かず


その時を境に ジュニアがあふれ出した


王は ジュニアに守られ 胸をなで下ろすように身を隠しながら


独り 力を増すように 深い眠りに落ちていく


そして彼女は 目撃者となった時のことを忘れずに あの日生まれた「何者か」と出逢う日を 待ちわびる


いずれ出逢うであろう 王を 愛する為に・・・




昔は 全てが ありふれていた 当たり前の光景だった


それは きっと 「他人事」で 私はまだ 幼すぎて


そんな光景の中では 小さな 「新芽」にすぎなかったんだ


何も知らずに 何も解らず 無邪気に笑い 楽しんだ


そう・・・ 全てを楽しんだ



私が私でいられた 証



何か 大きな偉大な 「入れ物」に 守られていたんだ


今は そんなありふれた光景の中に 


放り出されたような 感覚になる


身震いがするような 寂しさや 悲しみや 切望や


怒りが・・・ 憤りが 潜んでいる



私が 知らなかったからだと・・・


そんな タイムラグをつくる原因を にらみつけても見たけど・・・


暗号化されたパズルは 無造作に放り込まれていて うんざりするだけ



生きれば生きる程に 何か大きな偉大な 「入れ物」が


必要になる



それが ブラックホールとなって 次から次へと 次元を生み出し


無類で無数の 帯となって それぞれが 少しずつ 主張し始める


まるで かわいい子供のように・・・


いつのまにか 私も 「入れ物」の中に 滑り込んで


昔居た ありふれた 当たり前の光景は こんな場所から


映し出されていることに 気付いた



幼い頃に 鬼ごっこをして 無邪気に 逃げて 捕まって・・・繰り返し 笑った



今 無邪気の反対側で そんな笑い声に救われて 生きている・・・ 確かに・・・




「うたうたい」は そんな世界を あらゆる角度で メロディに替えて


剥き出しになる 魂を カラフルなシールドで包み込んで


果てしない空へ 飛ばしてくれる



孤独を欲して 油断して


窒息を目指す 偉大なるベクトル


温かい逆風を やさしくさらすために


空を見上げよう


水平を 垂直にしよう


愛そのものでもあり ただの媒体でもある私たちは 


ゆっくりと 進み続けよう








あなたが創った メロディを


初めて聴いて 


何となく 聞き流す round



もう一度 別の場所で 同じそのメロディを聴いたら


もう好きになってる・・・



いつもそうやって あなたのメロディは 私を連れていくよ



あなたの声だからかな・・・?


それが一番大切なことなのかな・・・?



そんなことを考える度 あなたにいつも 聞きたくなる




「いつ生まれたの?」



当たり前に あなたはきっと 誕生日を答えるしかないけど


私は 別の答えを待ってる


いつまでも ずっとね・・・



こんなふうに 心を・・・ 例えば この世界にある言葉に替えて


あなたに届けたら どんな呼応なのかな・・・?



今の彼に失礼だなんて これっぽっちも思わない


あなたが いつも連れていく場所は 「これ以上」でもない・・・「これ以下」とかない・・・




「美しい場所」

「本当の場所」



だから・・・みんな 本当のことが解るときに 理解すると思うから



だから・・・いつも お気に入りの引き出しに 仕舞ってある


鍵はかけてないけど この引き出しにたどり着くのは 至難の業



蜘蛛の巣って ちょっとにてるケド・・・


あれは 2次元や、3次元じゃない 星の数ほどのストーリーの可能性と


それにまとわりつく バイブレーションの感情を 思う存分描いて


自分がなくなるほどに ギューッと絞り出して 残った自分が 「かす」になれば


少しはまともな 表現が出来るはず



それほどの場所・・・

それほどの業・・・




今は こんなふうに 同じ世界で呼吸して


全てを吸い尽くそうとして 全てを吐き出したくて


あくせくするけど・・・


止めずに頑張るのは ただひとつ



あなたに巡り合うため・・・



あなたの声を知った

そして覚えて 好きになった


忘れられない そのメロディ・・・ そのリズム・・・その声・・・



目を閉じれば あなたが広げる地図があって


そして あなたの全てを 感じられる




だから 探さない・・・



いつか あなたと 美しい場所で 確かな場所で



出逢うために・・・