亡くなりそうです。
今日は重ためのことを書くので苦しくなりそうな方は読まないようにお願いします🙇














こんにちは。
お久しぶりです。
私は元気です。
最近は会社のことなどでバタバタしていることが多いです。




最初に書いた通り、義父が亡くなりそうです。
胆管炎でもう成す術がないと。


現在85歳。もうすぐ86歳。
まぁ良く生きたのではないかと。
63歳の時、体調が悪いと検査に向かった病院先で倒れ一時心肺停止、その後緊急でバイパスの大手術をして急死に一生を得ました。
その後もずっと大酒飲みでアルコール依存症でした。


それでも80半ばまで生きられたのですから御の字ではないでしょうか。






まだ意識はあり話すこともできますが、見舞いに来た義母に怒鳴り散らしているそうです。
義父は会社を長年経営しておりましたが、2年半前に後継者として夫が会社に戻りました。




しかし義父は息子である夫に会社を任そうとせず独裁者のままでした。
まるで夫に会社を奪われる、とでも思っているのか夫につらく当たっていました。


正直に申し上げますが夫はとても優秀です。
学歴も高いですし、頭の回転も早く、コミュニケーション能力も高く、きちんとした倫理観も持ち合わせています。
夫は会社に戻り、義父と沢山喧嘩をしながら着実に会社を良くして結果を出して行きました。



そんな優秀な息子のことを義父はむしろ気に食わないようでした。


義父自身に会社を経営する能力があるのなら良かったのですが、体力の衰えに始まり痴呆も見られはじめ、職務実行能力がなくなっていきました。


それでも義父は代表取締役の座を手放そうとはしませんでした。
特に数々の支払いや購入などのお金に関することは絶対に自分以外の人間がすることを許しませんでした。
義父に業務で必要なものがあって「購入して下さい」と言うと烈火の如く怒っていました。会社にお金はちゃんとあるのに


義父が衰えようとも従業員さんや取引先に迷惑が掛からないように会社を経営していかなければなりません。
夫は必死に各方面に頭を下げて義父の尻拭いをしました。
幸い取引先も良い会社さんが多く、夫に同情的な言葉を送ってくれる人が多かったそうです。





そんな中、義父が先週の火曜日救急車で運ばれました。
余命は1週間ほどだと言われたそうです。



そして、もうさすがに代表取締役を変わって欲しい、病室でそう義父に伝えると物凄い剣幕で怒鳴り散らしたそうです。




勝手なことをするな
俺が社長だ
名義変更はもっと後でいい
明日、会社印と通帳(他にも会社の貴重品)を病室に持って来い→夫が勝手なことをしないように




こんな内容を義母に言ったそうです。
医師から義父にも余命のことは話してありました。
ちゃんと理解もしています。
それでもまだ自分は死なないと思っているのか、こんな身勝手なことをこの後に及んでまだ言ってくるのかと正直私は呆れてしまいました。



夫はもちろん私も、義父の尻拭い、後始末に奔走しているわけです。
義父が一切引き継ぎをしてくれなかったから。
それなのに感謝の言葉一つ伝えず、暴言を吐く義父を哀れに思うと同時に私の中で情の糸が切れてしまいました。



最期の時くらい温かい言葉を、と思っていたけれど、もうそれはしなくてもいいんじゃないかと思ったんです。
私は従業員さんをはじめ、会社と関係を持って下さっている各方面の方々に喜んでいただけるよう、迷惑がかからないように働く。
それで十分じゃないかと思ったんです。



義父の心のケアはしないことを決めました。
だから病室にも行っていません。
義母からも行かなくていいと言われました。
私だけではなく、夫を含む5人兄弟全員、義父に会いに行っていません。夫は5人兄弟です



義父はすごく女々しい人だったので「なぜ家族が会いに来ない?」と思っていると思います。
子供が5人もいて誰一人自分に会いに来ない。
厳しいかもしれませんがそれが人生の集大成なのですから、本人がしっかりと受け止めるほかありません。



今朝義母と話した時、私の方をスッと見据えて義母がいいました。
「私はもうお父さん(義父)が亡くなっても泣かない。泣けない。やるだけの事はやって来たけど怒ってばかりでお礼も何も言ってこない。もう後悔はない。私はもう怒ってる。だから私はお葬式でも泣かないよ。」


長年連れそった配偶者の言葉です。
これが義父の生きて来た結果。



死に方は生き方。
義父は今、静かで寂しい病室の中でひとり最期の時を過ごしています。
自身が持って来いと言った会社印と共に。
















重ためですみませんでした!
カモフラージュ?するために娘の6歳のお誕生日に作ったケーキの写真を…

今年はユニコーンです!







ここまでお読みいただきありがとうございました!