彼が家に置いて行った香水。
置いて行ったことを彼に伝えると
「使うか捨てるかして」と。
その言葉に疑問を感じた。
それ、別れた彼女に言うセリフじゃない?
あ、もう会う気ないんだこの人。
と悟った。
でも、付き合うって言ったからにははっきりさせたい。
夜、電話で確認することにした。
「付き合ったんだよね?」
彼は、あまりいい反応を示さなかった。
「あれからいろいろ考えたことがある。」
と言い出し、彼なりの思いを伝えてくれた。
彼はよく、元カノの話をする人だった。
「元カノはこんなことしたら嫌がった」
「元カノはこういう性格だった」
私はなにげなく聞いてたけど、嫌だった。
電話でも、
元カノは、やりたいことがあって専門学校に通うようになり
お金が必要だった
それなのに俺に結婚の話を持ち出した
元カノのお金の支援をしていたから
それがしんどくて別れた。
私は今、やりたいことがあって
アルバイト生活をしている。
お金も結構かつかつ。
そんな私と元カノが連想されるみたい。
私といても、元カノを思い出すだけ。
なんか、全部どうでもよくなった。
それと同時に、私の生き方も夢も否定されている気がして
無性に腹が立った。
私は一時期、アルバイトという肩書に悩んだ時期がある。
それを母は、夢があって素敵なことをしているのだから
自分を恥じないで堂々としなさいと言ってくれた。
そこからはこういう仕事をしていると言えるようになったりした。
彼は、理解も応援もしてくれないと分かった。
もっと早く気付くべきだった。
好きだと勘違いする前に。
一緒にいて、いくつか疑問点はあった。
それを私は無視して、とりあえず付き合ってみよう
と最低な気持ちでいた。
でも涙はでた。
なんの涙かはわからない。
いつも恋愛がうまくいかない苦しさか
彼ともう会えない悲しさか
人生否定された悔しさか
でもきっと、彼のことが好きだったんだと思う。
久しぶりのこの感情だったから。
ありがとう、好きだったよ。
でもひどいよ、
こんなに好きにさせたくせに。