『ホリエモン』から子育て支援を考えてみる。 | 富岡えりかの『現実★クリエイション』

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33歳バツイチ、小学生二児ママ、元社長ERIKAのブログです(*´꒳`*)今は整骨院で患者さんにマンツーマンでヨガを教えています!

 以前読んだこちらの本。

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この本には堀江貴文という名の一人の男性の生い立ちが綴られています。


この本を読んで以来、ホリエモンという人間に興味を持つようになった私です。

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   そんなホリエモンが、先日、
テレビ番組で特集されていたのですが、
これが、なかなか面白い内容でした。

彼の一日密着VTRから始まり、
街頭イメージ調査やパネラーとのやりとりなど。

初めは彼へのダメ出しなどで、
面白おかしく進んで行くのですが、
後半、彼の過去へと迫って行きます。



   冒頭に載せた彼の著書にも書かれていますが、彼の生まれ育った家庭は、
決して幸せな素晴らしい家庭とは呼べないものでした。

かと言って、例えば両親を事故で亡くしたとか、施設に預けられて育ったとか、ものすごく貧乏で食べる物さえなかった…

なんていう極端に不幸な訳でもなく、

両親は揃っていて、習い事にも塾にも行けて、家には百科事典があって、発売したばかりのパソコンが手に入る。
という、
特に経済的には恵まれていたと言っても過言ではない気がします。

それでも彼にとって、育った家庭は幸せとは程遠いものだったのです。

さて、なぜでしょうか?

   番組の終盤。
ホリエモンのお母さんからの手紙が朗読されました。

そこで私が一番気になったワード。

『現在のように、子育て支援のない時代であなたを育てる事は、とても大変な事でした』

ホリエモンのお母さんは働いていました。
春休みや夏休みなどの長期休暇は、祖父母の元へ彼を預け、
毎日一生懸命働いていました。

時に、彼がやりたくもない柔道教室にむりやり彼を連れて行ったりして、
一生懸命、お母さんはお母さんなりに、彼の事を考えている『つもり』で、
働きながら子育てをしていたのです。

手紙の中には、お母さんから、
幸せな家庭じゃなかったと考えているホリエモンへ対しての
『そんなつもりなかったよ、あなたの事を、ちゃんと愛していたよ』が、
沢山綴られていました。

そして、最後に綴られた言葉。

『一緒にいる時間が、足りなかったんだよね。』

不器用な母と息子の、不器用な関係。


   さて、ここで一つ、疑問が湧きます。
もしホリエモンのお母さんがホリエモンを育てている時代に、現在のような子育て支援があったら。
果たして、彼は幸せだと感じられたのでしょうか?
お母さんが足りなかったと思う『一緒にいる時間』を満たす事ができたのでしょうか?

皆さん、どう思いますか?

ちなみに私の答えはNOです。


   ホリエモンと言う人は、
感情を全く拾わないそうです。
人の気持ちがわからない。
でも、だからこそ日本を揺るがす程の経済効果を生み出せる天才になり得た。

不器用な母と息子の関係の中で、
満たされない感情と引き換えに、
彼はストイックに求め続ける天才になった。

…子育てに正解なんてない。
まさにこういう事なのでしょう。


   以前、このブログにも書きましたが、
私はこれから時代が大きく変わると見ています。

某親子向け有名カフェの閉店からも読み取れるように、ママ向けの娯楽支援的な物は、まさにここ数年の一過性の小さなブームで、
ここから先はもっと支援の本質に迫った子育て支援が必要になっていくのだと思います。

どうしても、この国で母親をやっていると、愛情不足に陥り易いというのが問題なんじゃないかなぁー。
なんて事も思っています。

皆さんはどう思いますか?

これからの子育て支援、何が必要?
子育てしていて困る事はありますか?