いえね先日。

ネットでたまたま目にした

書店員さんのツイッターだか何だかで。

「久しぶりに図書券を受け付けた」

っつーくだりがありましてね。

そっかー、今の時代は図書カード？

もう図書券とか使わねーのね〜

……とシミジミしてましたら、続き。

「もう図書券は売ってないけど期限なしで使え〼」て、

飲んでた麦茶が気管に入っちゃって噎せたっつーの！

図書券、終売のショーゲキったらアンタ。

そっか、そーゆー時代か。

コドモにとって嬉しくないプレゼント筆頭（ワタクシは尻尾ブンブンで喜んだけど）。

もう刷ってないなんて知らなかったな〜。

しみじみ。

055 アンソロジー「宮辻薬東宮」（再読）。

モチーフ・リレーの豪華アンソロジー。

やー、さすがにこの面子だと、

短編でも外れがなくて安心して読めますな。

単行本で読んでから２年半、

すっかり内容は忘れてたケド～。

（部分的にうっすら記憶があって草）

056 西澤保彦さん「逢魔が刻腕貫探偵リブート」。

西澤さんのシリーズの中では、

この「腕貫探偵」は好きだったんだけどね～。

ここ数年、ちょっと西澤作品が合わなくなっているようで。

表紙もイメージ違うしな～。

ってか腕貫さん、ロクに出て来ない羊頭狗肉感に萎えるわ～。

まぁオハナシ的には、

単行本で売るのに水準の謎をぶち込んで

可もなく不可もなくの仕上がりなんでしょうけどね。

違ったかな、と。

057 森沢明夫さん「ぷくぷく」。

森沢くんはデビュー以来のファンなんですが、

語り手に金魚を持って来るとかナニその虚を突く感。

そーゆー引き出しもあったのね（顔も）好きよｗｗｗ。

本作はちょっとワタクシのツボからは逸れてましたが、

過不足のないハートウォーミング・ストーリーで。

ひととき、シアワセな気分になれました。

058 アンソロジー「あなたの不幸は蜜の味」。

だからって森沢くんでホッコリした直後に、

間髪開けずに「イヤミス」を手に取るのはいかがかと。

オノレの性格が恨めしいわ～。

本作、なかなかに豪勢なラインナップで～、

ザラリと心を撫でられる不快感が堪りませんな。

やっぱ宮部さん秀逸でんがな。

059（029）柊平ハルモさん「砂漠の王子の過剰な求愛」。

アラブ物ですのに、

舞台がほぼ京都っつーのは斬新ではあるが。

なんだろう、この「コレジャナイ感」は。

ワタクシ常々、

石油王とお知り合いになりたいとは思っておりますが（をい）、

何かしら、仕事絡みとかないとムリだわなぁと実感しましたよ。

いやまぁ本文は面白かったですけどね。

お伽話として読む分には。

いやぁ、ファンタジーwww。

そしてワタクシの胸に刻まれたのは、

モノホンのオイルマネーで潤った金持ちは内部装飾に金とかゴージャスに使った自家用ジェット１０機！とか持ってるっつーくだり。

冗談でも目が眩むぅ〜。

060（030）渡海奈穂さん「さらってよ」。

生真面目なオッサン公務員（攻）×小僧リーマン（受）

いやぁなんつーか、

あんまり「ありがち」な設定にモヤるっつーか。

現実味がありすぎて

リアリティがキモい

っつー理不尽な感想でモーシワケない。

読んでて感情移入したくないっつーか、

なんだろうこの「ヤなカンジ」。

こう中途半端に「温い」のはちょっとね～。

ビミョーにイラつく１冊でございました処分。

061（031）今城けいさん「挑発の熱い夜」。

友人の兄（攻）×フリーのデザイナー小僧（受）

親友の駆け落ちを手助けするために、

Ｇでもない堅物の男をナニして引き留める

……って無茶筋の設定に初手から萎えるの巻。

なんで買ったかって著者買いですがね。

もう止めなきゃなぁこの選書の仕方はよぅ。

ツッコミどころ満載だわ萌えポは見当たらないわ、

なんか流し読んでる時間が勿体なかったな～。

残念賞。

062（032）雨月夜道さん「狗神さまは愛妻家」。

やー久々にヒット来たわー。

狗神（攻）×小僧（受）、

どちらも１８歳設定でガキ同士なんですが。

本作はストーリー的に良く出来ていて

エロなんざ無くして~~珍しく~~小説として面白かったですな。

粗筋をチラ読む限りでは、

ありがちな「人外・ワンコ攻」の王道展開かと思ったんですが。

や～、イイ方向に裏切られましてね。

切ねぇやらホッコリやら手に汗やら、

いいトシぶっこいて爺さん萌えまくそ。

あ～、なんで買う時に続編の存在に気付かなかったんだろうか。

早く続きが読みたいのねん。

読書2020-08。