感謝 | 甘えんぼ姫RanRan

甘えんぼ姫RanRan

ペキニーズの蘭蘭です。よろしくU・x・U



今回の内容はわんこ無関係で
長いし楽しくないお話です
興味ない方はどうぞスルーでお願いします






学校を卒業して社会人になった年から
友人に紹介されて先生のご自宅へ通い
ずっと生け花を続けてきました


先生は、お子さんもなく
20年以上前ご主人が他界されてから
ずっとお一人暮らしでした


でも、先生は生け花だけでなく
地域の原色押花協会の理事さんもされ
何ヶ所かの教室を曜日ごとにこなし
毎日精力的に過ごしてらっしゃいました


私は、
先生の勧めで師範免状はとったけれど
転職や遅くまでの残業続きで
通えないような時期もあり
何度も辞めてしまおうと思いながら
季節の移り変わりが
一番感じられるのが花なので、
玄関先に生ける為だけに続けてきました


私が通い始めた頃は、
市内のおばあ様が何人もいらして
流派の花展や市の文化祭に出展する機会も沢山ありましたが
いつしか亡くなられたり、
息子さんに引き取られたりで減り
最後のお一人も昨年にはいらっしゃらなくなりました
先生も昨年80歳を迎えられて
体調を崩されることも増えていました


以前から、お稽古日程の変更があると
うちへ電話で連絡頂いていましたが
昨年秋頃から、同じ内容の連絡を
何日かに渡って
何度もかけて来られるようになり
母と心配をしていました


そんな矢先
お稽古用の花を用意してくれる
私も知り合いの花屋さんからうちへ
「先生は大丈夫?」と相談の電話が…
うちだけでなく、
花屋さんへも何度も電話をしたり
お花代の支払いを忘れてしまわれたり
おかしい事も増えていたそうです


花屋さんから何か打つ手はないかと
相談されても、何もできず
私から相談するようなご親戚も知らず
実際にお稽古に行く日は
先生も気を張ってらっしゃるので
とてもシャッキリされていて、
なかなか先生大丈夫ですか?と
お聞きする事もためらわれておりました


「この前私おかしかったでしょう」
と、謝罪の言葉を口にされ
「この間、流派の会議に行ったら
日を間違えていて誰もいなかったの」
「ショックだったわ…」と
悲しそうにおっしゃったのが3月頃…



そして、5月のある日
母が電話に出てみると、
「お稽古をやめて、兄の家族の近くへ転居することになりました」
と、突然の終了宣言…


私は母からそれを聞いて
ご挨拶に伺いました
なるべくしんみりしないように
明るくお礼をお伝えしました


先生は、用意してくださっていた
花器をプレゼントしてくださり、
先日、関東へ旅立って行かれました












先生、長い間お世話になりました
先生が生けられたお花が大好きでした


まだまだ100歳超えるまで
新天地で楽しい事をみつけられて
これからもどうか、お元気で






本当にありがとうございました







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