BLマンガ 『茜新地花屋敷散華』(ルネッサンス吉田)の感想を如月さんに捧げる。 | BLに全然まったくまみれてはいない日々について。

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茜新地花屋散華 (EDGE COMIX)/ルネッサンス 吉田
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と高らかに宣言されて、タイトルにまで名前を無断掲載された如月さんの

「捧げられても、ねえ、、、。」 とつぶやいているクールな困惑顔が目に浮かびます。

こんにちわ☆ニコです。




後は全部、下に書く。




※如月さんへ。 (私信に上塗りされた私信。 もしくは、回答を必要としている疑問の提示。)

  あのう。

  コチラの作品は、“BLマンガ” っていうジャンルで宜しいんですよね?




―――――――――――――――――――――――――――――――――




『茜新地花屋敷散華』 ルネッサンス吉田 *ニコ評価 : ひ、評価は差し控えます。




《内容。》


疾走する剥き出しの魂

遊廓の立ち並ぶ架空の町、茜新地を舞台に開高(攻め)、深沢(受け)、埴谷(攻め)という

三者三様の人間の恋情とエロスの業を描いた壮絶なドラマ。





《この作品にまつわるコト、全部。》


ええと、まず、どっから語る?


困った時は、箇条書きってのがココでの定石です。

なので、箇条書きで。




・雑誌 『OPERA』 を読まないワタシは、コチラの作品のコトを

如月さんのところで知りました。


そして如月さんは、コチラの作品を大層お気に召しているご様子。

否。 お気に召している所の騒ぎではなく、“先輩” と呼ばれる登場人物に

激しく恋わずらいをしているご様子。


ワタシは作品を知らないまま、如月さんの叫びを日々拝見していて

勝手に、本当に勝手に、 「“先輩” はこの作品の脇役という位置付け」 のキャラだと

すんなりと思い込んでいたのですがあ、大間違い!


“先輩” は、この作品の半分もしくは全部の主人公だったんでした!


、、、びっくらこいた。

なんつうか、誤解していたワタシも何もかもに、びっくらこいた。


つうか、如月さんが主人公に萌えるコトが出来るってコトに

一番、びっくらこいたよ、、、。


ああでも、背中が美しい受けの攻めにも萌えていたっけなあ。

そおいえば、受けの教授にも萌えていたよなあ。


なんだ。 ワタシの勘違いだったのか!

如月さんは主人公にも萌えるお方でした。


、、、ていうか、この勘違いはいったいどっから生じたんだ!?




・コチラを手にしたときの気持ち全部は、「あ、厚い、、、。」

 コチラを開いた時の気持ち全部は、「じ、字が多い、、、。」


この反応はきっと世間的にも真っ当ですよね?



あと、コチラの表紙を見たときの気持ち全部は

「このタイトルって、こういう読み方だったんだ。」 ってもので

如月さんの記事で 『茜新地花屋敷散華』 の文字を散々見ていても

なんつうか、図形として見ていて、読もうとしてなかったみたいです。


漢字ばっかりなので、ワタシの中の防衛本能?が働いて

読まずに全体で認識するっていう手法をとっていたみたいでした。 発見☆



字が多いってのは予測済みでしたがあ、ワタシは、セリフが多いんだと思ってました!

ここでまた根拠の無い勘違い!


なんつうの?モノローグが多いんでした。

果たして、“多い” って言葉が不適切に感じるくらいに、多いんでした。


腕が疲れます。


こんな疲れも、先輩に恋する如月さんには、甘い疲れに感じるんでしょうよ。

と思うと、萌えの世界の広さに目が眩みます。




・読んだ直後の顕著な症状の一つとして


無駄に小難しい言葉が自分の中から湧いてくる。


ってのがあると思うのですが、ワタシだけなんでしょうかね?

いとも安易にあの世界観に引きずられているんだと思います。


自分の安さを改めて認識させてくれるとても良い作品です。




・ワタシは全然さっぱりまったく、阪口安吾とか山頭火とか夏目漱石とかの

文学を知らないので、ここら辺のコトに精通している方がこの作品をお読みになると

きっと絶対、ワタシの数百倍もいろいろと解るんだろうなあというのが解ります。


自分が理解できていない事を理解するというか。


一読目で暗喩というか比喩というかダブル・ミーニングというか

両義語的なのがわかったのはたったひとつだけでした。

しかも一番わかりやすいのだけひとつ。


物語が始まったほんの最初の頃


先輩が店の外にいたら、雪が降り出して、最初の一片が先輩の首筋に落ちる。

と同時に “六花さん” という女性が帰宅する。



ああ、なるほど、、、。

本物の雪と雪の結晶の六花とを掛けているわけね、、、。

この先、こおいう感じが山ほど出てくるのね、きっと、、、。

物を知らないワタシに、暗喩だとわかる表現がこの先にあるんだろうか、、、。


と思ったら、気が遠くなりました。


この作品、ワタシに理解、出来るんかいな???



そして、読み終わった結果から言うと

3割? に、2割り?? い、1割! 理解できていたとしたら御の字って感じです、、、。


む、難しいです! 先輩!!



、、、何度も繰り返し読んで理解を深めろ。 ってコトっすよね。
、、、ワタシ如きがたった1度読んだくらいで、ナニが解るのか!? って感じっすよね。


しょ、精進しまっす!




・「如月さんには隠し事をしない。」 と、はた迷惑にも勝手に決めているんで

正直に吐露っちまいますが、ワタシ。


開高先輩(攻め)にも、深沢君(受け)にも、埴谷(攻め)にも

まったく萌えを感じませんでした。


ええ、そりゃあ、もう。 まったく何も。

言うなれば、“白” です。 ←ちゃんと本は読んだんだよ! という拙いアピールその1.


内容は、すごい面白かったです!

細かい所まで作り込まれたお話しに感服しました!


先輩が変態でドSなのがさらっと描かれているのが良いですし

深沢君(受け)はあんなワリにそれほど痛く感じないのが良いですし

六花さんがやんちゃなのも良いですし

七尾さんの 「ラブはラブ欲処理場で始末しろよ」 にも突かれましたがあ、いかんせん!


主要な登場人物には、なんの萌えも感じませんでした、、、。



そして、内容は、ワタシには難解すぎました、、、。


思うんですが、人生に深みの無い人間(ワタシ)がコチラを読んでも

赤子にピタゴラスの定理を説明しているようなもんなんじゃあないっすかね???


つうか。 本音を言うと

如月さんとひざ交えて、いろいろ全部解説して欲しいわ。 本気で。



理解したいです。 本当に。

貴女が、どんな感じで先輩に恋しているのかってのを、本気で理解したい!


そして、熱くそう語るワタシを見ながら

「別に理解してくれなくてもいいんだけど、、、。」

と、クールに思っている如月さんを、あつくるしく説得したいわ、、、。




・この作品を読んで確実に言えるコトはひとつ。


如月さんとワタシとで、同じ男を取り合うっていう修羅場は

永遠に来ないっていうある意味幸せな事実が判明した。


っていうコトっすかね?



、、、ワタシは先輩には惚れねえです。



ちなみに、先輩は18歳でイイんじゃあねえかとワタシは思います。

ここで描かれているような、いわゆる “文学” というものが横行していた時代には

あんな感じの18歳ってのが結構いたんじゃあないのかなあと。


18歳でああだからこそ、ああなんじゃあないかと。

だからこそのいろいろなんじゃあないかしらと。

もっと歳いってたら、より技巧を駆使して狡猾な感じになっちまうんじゃあないかと。


先輩には、18歳の青さ(ピュア)があると思うんですが、いかかでしょうか?



だがしかし! “先輩45歳説” も捨て難い! ふふふ。

↑ちゃんと本は読んだんだよ! という拙いアピールその2.




・七尾さん(ワタシは途中まで七尾さんの性別が判りませんでした!)に敬意を表して

ワタシも結果を図解してみる。←ちゃんと本は読んだんだよ! という拙いアピールその3.



 【ワタシたちの、一点でしか交わるコトの無い萌えの分布図。(簡易式)】

腐りすぎて、メルトダウン。 ~BLにまみれた日々について~-萌えの分布図(簡易式)



どおですか?

潔いまでに、正解だと思うんですが!





・んでもって、この作品及び全部の登場人物に共通したテーマは


『自己を防げ!!』


ってコトだと認識したんですが、それでいいんすかね???


んでもって、現時点でいちばん上手く(?)自己を防げていたのが埴谷(攻め)で

だからこその最終的に勝利(?)の暗喩としての深沢君(受け)を得た攻め様で

しかもヘタレ攻めなんだと思うんですが、どおなんすかね???


そんな埴谷のいちばん格好良かった攻め姿は

先輩に花束を渡す深沢君(受け)を、ずっと背中で見守っていた場面。

だと思ったんですが、 どおでしょうか?

ああ、どおでもイイですか、、、。



出てくる男たちの中で、へたれてないのは深沢君(受け)だけな気がします。

あの人、強すぎませんか、、、?


血を吐くくらいに先輩(攻め)を好きだったのに

その後すぐに、同じくらいの体積で埴谷(攻め)を好きになれるだあなんて

深沢君(受け)は強すぎるにもほどがあるような気がします。


ちなみにワタシがいちばん好きな先輩の顔は

16ページの真ん中。 にこっとした営業スマイルです。


かわいいですね。




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こ、この感想は、如月さんの想像の範疇だったですか???


ソコが気になるわ、、、!





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2泊3日の倉敷・姫路旅。
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