ただのこじつけなのか
だけど、感じています。

つながってるんだなぁ~、っと。

つい、最近、『悼む人』を
ようやく
読み終えました。

そして、
小さな偶然が、少しづつ
重なって、

つながってるんだなぁ~、っと。

感じました。

この本を読み終えたのは
つい最近だけど、
この本に初めて
出会ったのは、
この本の初版が、発行された
2008年ぐらいです。

『初版』のハードカバーの
表紙は、こんな感じ↓
悼む人/文藝春秋
¥1,749
Amazon.co.jp

本よりも興味があったのは
実は表紙でした。

表紙の
舟越桂さんの作品、、、。

首が異様に長くて
お顔の表情がうつろ。

会社の近くの本屋さんで
表紙を初めて見た時、
「ゾクっ」と、した記憶があります。

そして、
タイトルも死を
なんとなく予感して
怖さが倍増。

直木賞受賞の
話題の本でしたが
当時は読めませんでした。

舟越桂さんの彫刻は、
一度、
広島市現代美術館で拝見した
ことがありました。

それで、表紙を見て
すぐ、
「あっ、舟越桂さん」
と、思ったのです。

現代美術館で初めて
作品を見た時も、
首の長い彫刻がたくさん
展示されていて
「ふしぎ」かつ
「なんでぇ~あなたも首長?」
困惑した気分になりました。

舟越桂さんの首長彫刻に
初めて出会った当時、
実は、
モディリアーニという画家
を『好きな人』を『好き』でした。
(複雑で、すみません(^-^;)

モディリアーニも
首長の女性を描く人なんです、、。
モディリアーニは、
画家ですけど、もともとは
彫刻家なんです。

こんな絵を描く人です↓
画像一覧

舟越桂さんの作品を見て
モディリアーニの絵の人に、
似ているな。

なんで、首長なんだろう?

首長じゃなかったら、
もっと、
美しい気がするんだけど、、。


なんで、首長なんだろう?

私がこんなに首長だったら
悲しくなっちゃう、、

首が普通サイズだと
芸術じゃなくなるのかな、、、。

モディリアーニも
舟越さんも

なんで、首長なんだろう?

と、ずっと、心に残っていました。

そして、舟越桂さんの作品が
印象に残ったきっかけを
作った
モディリアーニの作品が、
心に残ったきっかけは

確か、阪神大震災の
1年後ぐらいだから
大体、20年前です。

阪神大震災の後、
オルセー美術館展を
神戸市立博物館で
開催されているのを
聞いて、神戸に行ったのを
覚えています。

わたしは、たいてい、
好きな人が好きな物に
興味を抱いてしまうのです( *´艸`)

オルセー美術館なんて
全然、知りませんでしたが、
モディリアーニを好きな人が
言うには、
パリのオルセー美術館で
モディリアーニの作品を見て
ファンになったそうなんです。

じゃぁ、私も
オルセー美術館に
近づかなきゃ、
と、
復興直後の神戸に出かけました。

ほんと、ミーハーです。( *´艸`)

震災直後で、
まだ、神戸の街は
ドリルの音や
粉じんが舞っていたのを
覚えています。

そんな中の
オルセー美術館展。

たぶん、
震災直後で
美術どころじゃなかったのかも
しれないけど
なんか、素敵ですよね。

そんなときに
企画して、
開催できる街って。

オルセー美術館展の
感想は
ちっとも覚えていないけど
神戸という街が
生き物のように
復活しようとしているのを
感じました。

モディリアーニをすきな人に
出会わなければ
神戸に行かず、
神戸に行かなければ
これほど、
モディリアーニの絵を
記憶に残すことも
なかったかも。

モディリアーニを
知らなかったら
舟越桂の首長彫刻を
見てもそんなに
興味を抱かなかったかも。

舟越桂の首長彫刻に
興味を持ったから
『悼む人』が2008年に
出版された時に
目についたのかも、、、。

でも、その時は
恐くて読めなかったけど、、。

それから、7年。

映画の予告で
また、『悼む人』に
出会った、

そんな、こじつけ記憶を
遡っていくと
20年も前から
『悼む人』と私は
つながっていたような
気がします。

何かに出会うって、
どこかで
ずっと、
見えない力で
つながっているのかな
と、思う今日この頃です。