前の記事の続きです。

『お花の先生をやらなかった理由。』昨日の記事に関連した話です。『30代の頃の夢。』最近、陽が長いので、また去年と同じく、夕方ベランダで一人夕涼み↓やってます。『（お恥ずかしい話ですが）最近…

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資格を取った後、そこのスクールでは、先生以外にも選択肢があったんです。

先生以外の選択肢としては、

・ブライダル・・・結婚式場の葬花

・メンテナンス・・・ホテルやレストランなどの装花

があったのですが、ブライダルは会場も広いし拘束時間が長い、さらに土日出勤なので、平日の仕事の方がいいなと思って、メンテナンスの仕事をしばらく手伝っていました。

レストランなどで花を飾る仕事って、結構「夢」だったんですよね

ただ、フタを開けてみると、この仕事が、今思えば、最高にブラック💣でした

仕事と言っても、お金をもらえたわけじゃないんです。

試験に受かって、初めて、仕事のシフトに入らせてもらえるようになるのですが、最初のうちは「修行」の身なので、どれだけ手伝っても、一円もお金は出ない、どころか、交通費も出ないので、完全にマイナスなんです。

その初めのうちの無給修行って、いったい何時間くらい働くと思いますか？

２００時間です！

ちょっと多過ぎません？

せいぜい20時間くらいだと思うのですが・・。

どんなアルバイトだって、新人でも、無給ってことは普通ないですよね。

それをそこのスクールは、タダで人を雇って、めんどくさいことをすべて下働きの私たちにさせていたんです。

具体的には、花の下準備、仕分けとか、水切りだとか、余計な葉を取るとか、そして、花瓶や一輪挿しの掃除、生ける時の水の準備（ただの水ではなく、長持ちするような薬品を入れる）、そして現場の掃除、さらに終わったあとの大量の花や木のくず（ゴミ）のゴミ捨て。このゴミ捨ては、重いし、量が多いし、ゴミ捨て場まで遠いし、レストランの生ごみとかが全部集まって来る場所なので、臭いし、本当に嫌な仕事でした。。。

もちろん素敵な花を生けるのは先輩で、私はその手伝いさえもやらせてもらえず、生けているところを見ることも許されず（それなら勉強にならないですよね）、その時間は別の場所で別の仕事をやらされてて、唯一自分の裁量でやらせてもらえたのは、一輪挿しの花を生けることと、本当に小さなアレンジメントを作るくらい。

その時、本当に、花の仕事って重労働だな・・・と毎回思いました。

綺麗な仕事に見えるけれど、手は荒れるし、重いし、冷たいし、本当に大変な仕事。

もちろん修行中、下働きは当たり前なんですが、何度も言いますけど、それを無給でさせていたっていうのがね・・。しかも200時間も。

そして毎回、何時間やったかをカウントするために、一緒に仕事した先輩（この人は給料もらってやっている人）に、自分の出勤カードに働いた時間分のハンコを押してもらうんですけど、このカウントが本当に厳しくて、例えば、2時間50分働いても、ハンコは２つしか押してもらえない

給料もらえないばかりか、そのはみ出た50分は、200時間のうちにカウントすらしてもらえないんですよ！

ひどくないですか？？

私の同期の仲良かった友達は、知り合いの先輩と組んで出勤して、2時間50分なら、内緒でおまけでハンコ３つ押してもらったりしていたんですけど、私にはそういう仲良い先輩もいなかったから、いつも怖い怖い先輩と組んでて、とてもじゃないけど、おまけで押してくださいなんて言えなかったし、毎回カード見たら、当たり前のようにハンコ２つ。

早朝から出てきて、長時間電車に揺られて市内まで行って、電車代も自己負担で、ヘトヘト、クタクタになって、お給料もらえるどころか、ハンコ二つ押してもらえるだけ。

最初はがんばって行っていたんですが、やってもやってもハンコは溜まらない・・。

これ、200時間行くまでに、何年かかるんだろ・・って思ったら、だんだんモチベーションが続かなくなってきて、ついにやめてしまいました

やめた理由としては、その時、秘書の仕事も週3日でやっていて、そっちは、あまりにラクで（もちろんほかの意味で大変なことはあるけど、花の仕事のように、重労働ではないという意味）、当たり前ですが、一般的な派遣さんくらいの時給はもらえていたので（てか、これが普通だと思うんだけど）、もうこの先、そっちで生きて行く方がラクだなと思ったこと。

もちろん、お金を稼ぐことだけが目的ではなかったのだけれど、やはり人間、いくら好きでも、無給でしんどいことは続かない・・。

ここまでしてがんばらないと花の仕事に就けないのなら、もういいや、花を仕事にすることはやめて、この先も秘書で生きて行こう、となりました

長々失礼しました。

あの時のことを思い出すと、ヒートアップしてしまって💦

厳しかった先輩・・・本当に怖かった。（この先輩が怖かったことも辞めた理由の一つ。）

今はどうされているのやら・・。

超ブラックだった花の仕事。