突然のことだった。
友人が認知症なのだという。
この半年ほど、連絡が取れないで
ずっと心配していたんだけど、コロナ渦ということもあり、
あれよあれよと、時が流れていった最中の出来事だったのだ。
え?いつだっけ、電話で話したのは。
え?待って、いつだったかメール来たよね。
…私はパニックになった。
どういうこと?
彼に聞きたいことがあったんだ。
それは、こうなる原因に少しは関係していたかもしれない。
気になっていたからね。
でも、もうそんなこと永久に分からないのではないか?
彼に会いに行った人から聞いた。
もう、自分では何もできないのだそうだ。
私のことも分からなくなってしまっているようだ。
何それ?
早くない?それって進行が早いってこと?
私はつい1ヶ月半ほど前に、電話で声を聞いたことを思い出そうと躍起になった。
あの時、そんなにおかしな感じはなかったけど?
若年性認知症って、そんなに進行が早いの?
…彼と会うべきかどうか、今考えあぐねている。
友人として、同じ目標を夢見たもの同志として…
私はどうすべきなのだろう?
